9月24日
朝から終日雨の予報。
こんな日は、ニッカウヰスキー宮城蒸留所が都合がいい。
その前に、
白石に立ち寄る。
白石城と旧小関家武家屋敷が、白石のお目当てである。
白石城は、伊達政宗の懐刀片倉小十郎が初代城主。
その後、代々片倉家が城主を務めた。
一国一城令が敷かれた後も、何故か伊達藩は一国ニ城が許されている。
松尾芭蕉句碑
奥の細道の道中で、この白石にも立ち寄ったようだ。
残念ながら、天守閣と小関家武家屋敷は、改修のためか閉鎖中との由。
まあいい。
予定より早いが、先へ進もう。
さあ、ニッカウヰスキー蒸留所に到着だ。
樽貯蔵庫
竹鶴政孝の『ウイスキーは風土が作る』の思想の元、原生林の伐採は、最小限に抑えたそうだ。
木々と一体となった、赤煉瓦の建物が美しい。
昭和28年から、余市工場で使われたと言うポットスチル。
『マッサン』の撮影にも使われた。
受付には、歴代のウイスキーが並ぶ。
「えっと、受付を・・・」
「申し訳ございません。本日は予約を締め切りまして。」
「え?」
余市蒸留所では、受付すれば予約なしでも自由に工場見学できたのに、
ここではなんと、予約なしで立入り出来るのは、ここまでと言う。
「マジっすか!」
もしかして、コロナのせい?
蒸留棟や乾燥棟が立ち並ぶ工場群。
この先には結界がはられ、入る事はできない。
あらかじめ、調べておかなかった私のせいではあるが・・・
全くもって、トホホである。
私のリベンジリストに即刻入れたのは、言うまでも無い。
いつか必ず!
あまりにも残念なので、現地銘柄をセットで買ってやったぜ。
そんな訳で、時間が超余ってしまった。
そう言えば、塩竈神社に行った事がない。
行ってみるか。
雨に濡れた参道を行く。
立派な楼門が見えてきた。
拝殿は左宮と右宮がある。
こちらは別宮。
銅鐵合製灯籠
日時計
芭蕉が奥の細道に書き記したという文治の灯籠。
今日はここまで。
温泉へ行こうと山間を走らせていると、ふいに《支倉常長の墓》という文字が飛び込んできた。
ヒョエー!
こんな山奥にあったんか。
色々と予定通りには行かない日だったが、
こんな思いもよらぬ発見も、旅の醍醐味だ。
この辺りが支倉家の領地だったらしい。
遣欧使節団として、スペインやローマに大航海した支倉常長は、こんな山間にひっそりと眠っていた。
この日の温泉は夢実の湯 600円
ねぐらは道の駅おおさと。
何と、外部トイレは工事中!
夜間は、仮設トイレ使用との事。
使用の際は、懐中電灯必須である。
誠に目出度い。
今日は、最後まで上手く行かない日らしい。
この日の走行距離138km 累積走行距離544km