「二上山の様子はどうでしょう?」
「今が見頃ですよ。どうぞいらしてください。」
五ヶ瀬町に問い合わせした際の回答である。
今が見頃か。
おっと、こうしちゃいられない。
「行くぞ。」
さて、
何が見頃なのか。
二上山雌岳の、山肌の華やかなピンク色。
アケボノツツジだ。
二上山頂展望台入口。
「山頂までは、30分もかかりませんよ。」(ごかせ観光協会)
山登りと言うのも憚られるコースである。
ほんの少しだけ傾斜を登って行けば、緩やかな尾根道に出る。
程なく、
あんりゃまあ!
鮮やかなピンク色が目に飛び込んできた。
「きれいかー!」(家内)
斜面を彩るアケボノ色。
三つ葉ツツジ。
見頃は過ぎてはいたが、まだ少しだけ残っていてくれた。
アケボノツツジとは微妙に異なるピンク色に、控えめな主張を感じる。
再び、アケボノツツジ。
山頂到着。
脊梁の山々を背景に。
こちらは阿蘇五岳。
コーヒーを飲んで一服したら、あのピンクの回廊を戻ろう。
「よかったにゃ。来年もまたここに来んといかんな。」(私)
「思ったより近かったしね。」(家内)
帰りの林道。
草叢に分け入って、山野草にカメラを向けていらっしゃるご夫婦がいた。
私らも真似て、カメラを構えていると、
イチリンソウ
「あのう、Tシャツさん・・・・ですか?」
「え!・・・・・・・・・」
絶句である。
私をそう呼ばれたのは、このブログタイトルからなのは明らかである。
「な、な、な、何でお分かりに?」
「久留米ナンバーのジムニーを見て、もしやと思って。」
「ど、ど、ど、ど、どうも。うひゃー、お恥ずかしい!(大汗)」
何故かは分からないが、お尻のほくろを見られたような恥ずかしさである。
と、同時に、
こんな拙いブログを、見知らぬ方に読んで頂いていると言う嬉しさも、こみ上げてくる。
ニリンソウ
備忘録代わりに始めたブログ。
こんな出会いもあるらしい。
人前で、鼻くそほじったりするのは、止めた方がよさそうである。
帰りの車中、
「あんなにオロオロして(爆笑)」
「笑うな!!!」