樫原湿原の次に向かったのは、言わずもがなの天山である。
天川登山口から出発だ。
ヤマボウシの実
「これは葉っぱに毛がないから・・・」(家内)
ジイソブ(ツルニンジン)である。
ヤマホトトギス
シュロソウ
シュウブンソウ
ヒメアザミ
登山道は途中から、剥き出しの蛇紋岩に替わり、若干滑りやすくなる。
スキップなどしない方が身のためである。
シギンカラマツ
山頂到着。
湿原ではあれほど照りつけた太陽も、ここではご覧の通り。
雲行きが怪しい。
先を急ごう。
タンナトリカブト
株数は少なく、咲き始めと言ったところ。
稜線を彩るマツムシソウ。
マツムシソウの手前の白い花は、
キュウシュウコゴメグサだ。
モウセンゴケ
今回は捕まっている虫はいないようだ。
いて欲しかったような、いなくてホッとしたような、
そんな微妙な心持ちで通り過ぎる。
いよいよ雲行きが怪しくなった。
雨が降る前に、さっさと食っとこっと。
今日は早仕舞いだ。
「あ、雨がポツリって。」
「うひゃ、とっとと降りようぜ。」
毎年毎年、
同じ季節、同じ場所にやって来て、同じ花を見ては、ニタリと薄気味悪い笑みを浮かべ、
同じアングルで似たような写真を撮り、カメラのモニターを見て、ウンと頷き満足する。
まことにヘンテコリンと言うべきである。