2年前、多発性関節炎という、抗体が全身の関節に悪さをしてしまう病を発症した我が家のもこ。
この病気は完治させる事はできないらしく、対症的に症状を抑えるしかない。
ステロイドが有効だが、同時に、肝機能悪化の副作用を伴う。
4週毎に血液検査をし、肝機能と体内の炎症反応を示す数値に、一喜一憂している日々である。
ここまでは、このブログで、何度も書いている通りだ。
最近、これらとは別に、
「椎間板ヘルニアになっているのかもしれません。」(獣医師)
腰の辺りを撫でられるのを嫌う。
動きが緩慢になった。
散歩の距離がどんどん短くなっている。
立ち上がった後、暫く足を引きずる。
等々。
かと言って、
もこの年齢を考えても、手術はリスクが大き過ぎる。
運動を制限して、様子を見るしかないのだが・・・
一昨日の夜から、もこの息づかいが荒い。
オシッコをしたり、ご飯を食べる時以外は、ペットベッドの上でじっとしている。
相当痛そうだ。
私達はと言えば、掛かりつけの病院が休診日という事もあり、どうもしてやれぬ。
もこの傍で、ただオロオロするばかりである。
休診が明けた今日、直ぐに病院に連れて行った。
レントゲンの結果、背骨の2か所に狭窄が認められた。
2年前(多発性関節炎発症時)のレントゲン写真と見比べながら、
「この時は背骨は綺麗にしてたのに。骨と骨の隙間が殆ど無くなってます。」(獣医師)
「相当痛いんでしょうね。」(私)
「そうですね。ひどくなれば歩行が困難になったり、排尿をコントロール出来なくなるかもしれません。」
「・・・・・・・」
「傷みが激しい時は痛み止めを服用させてください。2週間は安静に。」
多発性関節炎と肝機能障害、それに輪をかけて椎間板ヘルニア。
痛みのない穏やかな晩年を、もこに送らせたい。
そんな、ささやかな私らの願いすら、難しくなりつつあるようだ。