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Tシャツとサンダルの候

上高地散歩

10月21日

朝一番、気がかりな天気予報を確認する。

やはり、終日曇りのようだ。

ここ数日では、23日だけが晴れとなっている。

その貴重な晴れの日は、ロープウエイ西穂高駅からの山歩きに充てたい。

この日の予定を上高地に変更した。

この時点で、上高地背後にそびえる穂高連峰を望むことは、

「無理やろな。仕方ない。諦めよう。」

 

上高地までの移動手段は、シャトルバスしかない

早朝、宙ドーム・神岡からアカンダナ駐車場へと移動する。 

アカンダナ駐車場からは、30分毎にシャトルバスが出ている。

バスが到着して行列に並んでいたら、スマホを忘れてるのに気づく。

恐るべきことに、発車5分前である。


「取ってくる!!」(私)

「絶対、間に合わんよ。」(家内)


ダッシュで数十段の階段を上り返し、広い広い駐車場の、一番端っこに停めたスワロー目指し、更に短距離並の猛ダッシュである。


「ハア、ハア、ハア。見ろ、間に合ったろうが。ゲホゲホ!」


替わりに、この日最大の汗を、いきなり、バスに乗り込む前に掻くことになった。

 

30分程で上高地到着。

 

そこに広がる風景は・・・

3000m級の山々が眼前に!

 

ウヒャー!

 

穂高連峰を眺める事が出来ようとは。

諦めていただけに、感動もひとしおである。

初めて目にする穂高。 

何枚も何枚もシャッターを押したのは勿論である。

書物やテレビでしか見た事が無かった、憧れの山々の名が連なる。

この看板を見ながら、実際の風景とを何度も重ね合わせた。

上高地での予定は、

先ずは大正池へ進み、大正池から河童橋へと戻り、更に明神池まで歩く。

そこからは、上高地バスターミナルまで戻る周回コースである。 

それでは、梓川の畔を大正池方面へと散策開始である。

すぐに湿地帯へと変わる。

所々、木道となっている。 

猿やん!

全く人を怖がらず、目の前を平気で渡っていく。 

 

田代池

 

 

散策路には、縦横無尽に小さな川が流れている。

 

 

大正池到着。

 

 

穂高連峰が水鏡に。 


こちらは焼岳。

 

大正池から踵を返し、河童橋方向へUターン。



途中、田代橋を渡り、来た道とは別ルートを行く。




ウエストン碑

白樺林。

九州では見る事ができない景色である。

河童橋手前で、ちょいと休憩。

上高地周回路には、カフェや食堂などが点在するのも嬉しい所だ。 

河童橋。

雑誌などで何度も見た景色が、今、目の前に。 

 

河童橋からは明神池方向へ。

 

 

明神橋。

背後は明神岳。

明神一之池

 

二之池

 

 

腹減った。

気付けば、お昼をとうに過ぎてしまっている。 

茶店で昼飯と行きたいところだが、超満員である。

 

仕方ないので、梓川の畔に腰掛けて、ザックに入れてきた柿の葉寿司(4個セット)を二人で分けて頬張る。 

 

「全然、足らん。燃料切れで遭難するかもしれん。」(私)

「ハイハイ。」(家内)

 


上高地バスターミナルに戻った。

バス停前には、長蛇の列が出来ていた。

これは長期戦になりそうだ。

今こそ燃料補充である。


売店に飛び込み、巨大カレーパンをゲット。


ガブリ


私のこの様を見て、家内と話していた後ろのシンガポール人も、

「Oh!!オイシソウデエス。ワタシモ、タベタイデエス!」

と、売店に駆け出す始末。

 

憧れの上高地。

諦めていた穂高連峰を見る事が出来、周回16kmの散歩と合わせ、最高の一日となった。


 

この日の就寝は前日に続き、宙ドーム・神岡。 

走行距離78km 累積走行距離1038km

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