かねてより、赤口号をいじる計画があった。
内容は、1インチのリフトアップと、M/Tタイヤへの履き替えである。
いい歳して何を今更と言われそうだが、ジムニーの場合は特別なのだ。
特にリフトアップは、林道上の落石の回避対策として、購入当初から必須だった。
あ、そうだ。
ここで予め断っておく。
今回の改造の件は、うちの家内には内緒である。
関係各位におかれましては、諸事情を拝察の上、各段のご配慮をお願い申し上げたい。
「ちょっと赤口君ば、新車点検に持って行く。昼過ぎまでかかるじゃろ。」(私)
「えー、昼から使うのに。」(家内)
「私の車に乗って下さいませ。んじゃ。(ペコリ)」
ドピューーン
向かった先は、我が古巣の整備工場である。
「持ってきたぞー。」
「はーい。キー貸してください。」
先ずは、いじる前に地上高を測定。
床からフロントフェンダーまでの寸法は、約790mmである。
早速、2柱リフトに乗せて作業開始だ。
リヤは左右のコイルスプリングとブレーキホースの交換、
ショックアブソーバーは、延長ブラケット取付、
車高センサーステも、延長したものに交換である。
作業はサクサクと進む。
ブレーキフリュードのエアー抜きが終われば完了である。
次はフロントだ。
フロントはコイルスプリングの交換のみ。
ただし、脱着すべきものが多く、リヤに比べたら、少し時間がかかる。
この辺りから、私も工具を持って手伝う事にした。
これでも若い頃は、現場で工具を手に持ち、自動車整備をしていた人間だ。
昔取ったキネヅカ・・・のつもりだったが、
「ううう・・・全然、見えん。」
大きい部品は何とかなるものの、小さいものになるとからっきしである。
それでも、私が担当した左フロントの交換も何とか終わり、
最後にM/Tに履き替えれば、作業は完了だ。
何だか、タイヤを着けた途端に、迫力が出てきたぜ。
フェンダーまでの地上高は、ノーマル状態の790mmから、845mmと変わった。
コイルのリフトアップと、タイヤのサイズアップにより、約55mmの車高アップとなった。
計算通りだ。
これで、落石が多い林道でのリスクも、かなり少なくなる筈だ。
最後に、
before
after
どうだろう。
ヤツは違いに気付くだろうか?
気付くだろうなあ。