ダイヤモンドは宝石界の王様と言われている。高価なプレゼントとして用いられる場合が多いが、それ故に偽造品も多く存在する。キュービックジルコニアは、いわゆる「模造ダイヤモンド」と言われるものだ。
近年のキュービックジルコニアは天然のダイヤモンドと見分けがつかない程に精巧に作られているというが、所詮は偽物であり完璧ではない。ここでは自宅でできる、天然のダイヤモンドを見分ける方法を見ていくことにしよう。
1. スクラッチテスト
本来、ダイヤモンドとは極めて硬度の高物質である。ダイヤモンドを適当なガラスに擦り合わせてみよう。天然のダイヤならガラスの方に傷がつくはずだ。ダイヤの方に傷がつくことはない。
2. 屈折率テスト
ダイヤモンドは高い屈折率を持っている事で知られている。新聞紙をダイヤの下に置き、ルーペでダイヤ越しに新聞の文字を読めるか確認する。この方法は宝石学者によって使用されている由緒ある試験方法だ。天然のダイヤはその屈折率ゆえに文字等は読めないほど光り輝くのだ。
3. 息を吹きかけるテスト
天然のダイヤは熱をすぐに逃がす事が出来る。つまり、息を吹きかけた後で瞬く間にその水蒸気は消えてしまう。しかし、キュービックジルコニアはこの性質が天然ダイヤと比べて劣っている為、天然ダイヤより曇っている時間が長いのだ。息を吹きかけて曇が3.4秒以上続くようであれば、そのダイヤは偽物である可能性が高い。
4. ブラックライトテスト
紫外線を放射するブラックライトを使ったテストである。ブラックライトは500円くらいからネット通販や量販店で入手可能だ。部屋を真っ暗にして、ダイヤモンドにブラックライトを当てる。天然のダイヤモンドなら青く、ぼんやりと光る。キュービックジルコニアは青くは光らない。
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5. 重量テスト
重量テストは既に所持しているダイヤモンドの細かな特性などが判明している場合に有効な検査だ。同じサイズのダイヤモンドとキュービックジルコニアでは、キュービックジルコニアの方が50%も重いのだ。
via:knowledgenuts
動画でも同じような方法が紹介されている。こちらは重量テストの代わりに含有物チェックテストが含まれている。ダイヤモンドは天然のものなのでルーペなどでよく観察すると何らかの含有物が含まれているが、キュービックジルコニアには含有物が一切含まれていないというものだ。
How To Check If Your Diamond Is A Fake
ということで、手持ちのダイヤモンド、ちょっと確認してみてはどうだろう?まあでも、信じることですくわれる未来もある。大事な思い出の品だったら逆にやめておいた方がいいのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
☆調べるダイヤモンドが、俺の家には無いがな!