
「狂っている人間は自分が狂っていることがわからない」とは良く聞く話だ。では、自分がサイコパス(精神病質者)だってことに気づかないこともあるのだろうか。
サイコパスと聞くと凶暴、幻覚症状、あとは暴走みたいなことを連想してしまう。もちろん精神的に不安定になったためにそんな行動をとる場合もある。しかし現代の臨床心理学において、物事は常に白か黒とは限らない。
自分が狂っているかどうか分からない場合、心理学者のような専門家はどうやって対処してくれるのだろう?サイコパスかどうかの見極めに使う方法の一つに、犯罪心理学者、ロバート・D・ヘア博士によるPCL-Rサイコパシー(精神病質)チェックリストを使うという手がある。
犯罪心理学者らが人間の奥底にある精神状態を見抜くのに、以下にある20のサインが役に立つという。だが、もしそのリストの大部分が当てはまってしまって、しかも本人が認めた場合、彼らはサイコパスだと認定できるのだろうか?
それはたぶん違うだろう。心理学者らによると、ほとんどの人がこのリストの特徴の多くに当てはまる時期があるそうだ。誰もが心の中に闇を持っており、それが時として表に現れる場合がある。なのでほとんど当てはまってしまう人がいても、その人がサイコパスとは限らないかもしれない。また、本人に自覚のない場合もあるので自己判断では正しい結果とならない可能性もある。
20.表面上は魅力的で口達者

これは人見知りとか内向的の真逆にあたる。サイコパスは他の人々と打ち解けやすく、社交的で会話もうまい魅力的なタイプになる傾向がある。
一般的にこのような特徴のあるサイコパスはどんな発言をすればいいのかを常に理解していて、求められていない時でもそれを口に出す傾向がある。彼らはうわべだけの関係を上手に発展させることができるのだ。しかし親密な関係を築けることは滅多にない。
19.自信満々でよく自慢話をする

もしあなたがよく自慢するタイプで恩着せがましく、いつも自信満々な態度であれば、それは誇大的(大げさな)傾向を示している。このタイプの人々が主に考えることは「自分の世界」であり、他の人々を見下している。一般に彼らは自分が万能だと思っているが、彼らの非現実的な基準に沿うものなど、どこにも無いのだ。
18.刺激を求める

じっとしていることや、長期間にわたって一つのことをだけを行うことができない。彼らは純粋にスリルを求め、リスクを伴うことや、いくらでも危険なことをする。退屈な作業や面倒な人を避け、つまらなすぎて時間がかかると感じる仕事をするのが耐えられないのだ。
17.慢性的に平然と嘘をつく

息を吐くようにウソをつけるのも大きな特徴の一つだ。サイコパスはよくウソをついたり、ささいなことでもつくり話をする。彼らは周囲の人々を欺こうとして狡猾、または陰険になったり、徹底して卑怯な人間になったりする。
16.ずる賢こく人を操ろうとする

サイコパスは他者の感情を完全に無視するので、ただのウソの中でも特にこういった特徴が目立つ。彼らは自分たちの思い通りにするために、人の気持ちや幸せなどそっちのけでずる賢くて巧妙な作戦を使って嘘をつき、人を騙してペテンにかける。
15.良心の異常な欠如

一般的な人々の多くは、他者に対してある程度の感情移入や同情心を持つが、サイコパスはそういった感情をほぼ持たず、悪いことをした時も罪悪感を持ったり、良心の呵責を感じることがほとんどない。これが極端な場合、連続殺人犯や大量殺人犯の特徴になる。
14.他者に冷淡

つまり人の気持ちを考えないという特徴。サイコパスは人の感情を気にすることはまず無く、失礼なことを言って人を傷つけたり、特に理由もなく人を嫌悪したりする。
13.自分の行動を制御できない

衝動性同様、自身の行動をコントロールするのが難しいと感じる。彼らは毎日の暮らしや、日常に起こる思いがけない状況にイラついたり、威嚇したり、怒ったりすることもある。彼らは自身の感情を制御するのが困難で、それが躁うつ状態や、理不尽な行動につながったりする。
12.衝動的

たとえば手元に届いたばかりのクレジットカードでいきなり高級車を買ったりはしないだろう。でも彼らはできてしまう。サイコパスは自身の将来の行動や決定に対し、計画を立てたり例外を設けることは滅多にない。彼らは後先のことなど考えない。行動が先にあり、そのあとに考えるのだ。
11.無責任

ほとんど子供みたいなもので、大人でありながら約束を果たすことや、義務を全うしたりできず、つねに責任感が無い。彼らは請求書の支払いをしなかったり、仕事も割に合わないことはしないかもしれない。
そういうケースは普通の人々の間でも見られることかもしれないが、サイコパスにとってそれは珍しいことではなく、こういうことを何度も繰り返すのだ。
10.自分の過ちを決して認めない

サイコパスは決して自分の非を認めたりはせず、それを他の人のせいにする。彼らがいかに理屈にあわないことを言っているかを説明しても、納得させることは難しい。逆に彼らはそのずる賢さと抜け目のなさで、自分が正しいを思いこませることができるかもしれない。
9.寄生的な生活

サイコパスはよく寄生虫のごとく他人の金銭、または個人の私益を利用しようとする。彼らは自分のために人々にとりつき、自分自身の責任から逃れようとする。
8.性関係の乱れ

自分自身の満足感のために、うわべだけの軽い間柄になり体の関係を持つサイコパスは、すぐに寝ることができる相手や一夜限りの相手を得る機会を常に求めている。
彼らはたいてい感情面での結びつき、外見などはお構いなしで関係を持つ。一度に多くの人々と性的な関係になり、公共の場でそのことを話すこともある。
7.幼少期からの異常行動

幼少期における異常行動は、成人した時の精神病的な傾向を表すらしい。これらの異常行動の中には13歳以下での窃盗や虚言癖、またはドラッグの使用などが含まれるようだ。
6.現実的な長期にわたる目標がない

たいていの人は夢や目標を持っていて、大部分の人は長い時間をかけてその実現を目指すだろう。しかしサイコパスにはそんな目標は全く無いかもしれない。もしあった場合、それはたいてい非現実的だったり、完全に実現不可能なものだったりする。
5.行動に対する責任が全く取れない

サイコパスにとっては、自分が何か間違ったことをしてた、もしくはそもそも自分に非があったことを認めるのは非常に難しい。そのため彼らは自分自身がしたことで、他の人々にバレていようとも、特定の行動に対する責任を否認する傾向にある。
4.短い結婚期間、多数の離婚歴

乱交傾向というサイコパスの症状が、長期にわたる結婚生活上のトラブルになる場合もある。もし彼らから見て結婚後の暮らしが自分の基準に満たない場合、その生活を丸ごと捨て去ったりしても良心の痛みはないようだ。子供達や相手の幸せなんて関係ないのだ。
3.青年期の非行

ある程度の若気の至りはつきものなのだが、子供、または十代のサイコパスはたいてい他の子供達とトラブルを起こしている。彼らは公共物の破壊や暴行、もしくは窃盗などの犯罪を犯す。捕まれば彼らは拘束される可能性もある。だが、抜け目がなく人の操作に長けた彼らは、人々が知る以上に悪いことをやっているかもしれない。
2.仮釈放の取消

サイコパスは捕まってから仮釈放されても、その一時的な釈放条件に違反して再逮捕されることが多い。これは彼らが釈放中にあることに無関心だったり、単にわすれっぽかったり、不注意だったりするためだ。また彼らは跡形もなく行方をくらますこともある。
1.犯罪面での多才ぶり

彼らの犯罪は一種類だけでなく多岐にわたる。本物のサイコパスは犯罪の多種多様な側面にたやすく関わることができ、ほぼその全てをモノにする。
彼らは多数の異なる犯罪で逮捕されている。もし捕まってなければ、彼らは自分がどれほどうまく逃げおおせたかについて、誇らしげに話していることだろう。
via:20 Signs That You Might Be A Psychopath
サイコパスとは?wikipedia
サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。北米には少なくとも200万人、ニューヨークだけでも10万人のサイコパスがいると、犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは統計的に見積っている
☆俺は、サイコパスでは、なかった!