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知られていないだけで、実は我々は結構NASAのお世話になってたりする。NASAはこれまで、様々な技術開発に協力しているが、ここでは、え?これもNASAが?と驚く10の開発をあげてみよう。
10.UVカットのサングラス
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サングラスのようなファッション小物の裏にNASAの技術が絡んでいるとは、とても信じがたいかもしれない。だがこれには、もっともな理由がある。
NASAのスタッフの多くは宇宙に行くだけでなく、数々の危険な環境に身をおき、視力にダメージを与える強い閃光やレーザー光、溶接のフレアなどに長期的にさらされることが多い。
これは徐々に健康をむしばむ可能性があるため、NASAは視力を守るためのものを開発した。猛禽類は目に特殊な油性成分をもっていて、有害な光から目を守っているため、色素や酸化亜鉛を使ってこの機能を模倣し、有害な紫外線をシャットアウトした。この技術を応用したサングラスを作り出し、宇宙飛行士でなくても世界中の一般人たちの目を有害な太陽光線から守ったのだ。
9.水の浄化
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近頃、キッチンに水の浄化器をつけている人はますます増えているが、住んでいる場所によっては必要不可欠なものになっている。水の浄化が絶対的に必要なのは、国際宇宙ステーションも同じだ。以前はISSまで水を運ぶのに、6000万ドルもコストがかかったが、生きるために水は不可欠であることを考えると、それはしかたのないことだった。
しかし、今は正浸透として知られる新しい方法のおかげで、体液も含めて宇宙ステーションの水の93%がリサイクルできる。この結果、ステーションで使用できる水の量が二倍になり、地球から運ばなくてはならない新しい水の量が半分以上減ったという。
8.コードレスツール
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特に目覚ましい改革というわけではなさそうだが、コードレスツール開発の陰には、わたしたちが気づいていない科学の力がたくさん関わっている。
電動工具はとくにたくさんのエネルギーを使うが、月面下のサンプルを集めるために、宇宙飛行士が手軽に運べる小型でパワーがあって機能的な道具が必要だった。
そこでNASAとブラック・アンド・デッカーは、宇宙飛行士のためのエネルギー効率のいい電池式工具を開発し、邪魔でなく安全なこの技術の先駆けになった。それは、地球上のわたしたちも使っている。そう、壁のコンセントにつながなくても、iPadを自由に持ち歩けるのもこの技術の恩恵のひとつだ。
7.おいしいベビーフード
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ASAは密かに宇宙ベビープロジェクトでも進めているのだろうか? ベビーフードまでNASAが作っているとは驚くことだろう。しかし、NASAが栄養価の高い食料をどうやったら楽に宇宙へ運べるかを考えるのは当然と言えば当然だ。
さらに、藻類には母乳に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)とアラキドン酸(AA)があることに気づき、藻類の光合成を利用して酸素を作り出す方法を考えている。これらは微調整され、世界中のベビーフードに加えられていて、子供の成長に大いに貢献しているのだ。
6.改良されたゴルフ用品
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NASAはゴルフ用品のベン・ホーガン社のゴルファーに高性能カメラの前でボールを打ってもらい、ボールの動きを分析して、その動きに合うようボールを調整した。
さらに、NASAは宇宙廃棄物で受けた金属のダメージを素早く修復する必要があり、熱を加えると元の形に戻る金属を開発した。この技術はゴルフクラブに応用され、スイングしたときわずかにクラブが曲がるため、このわずかな曲りのおかげでゴルファーはスピンがかけやすくなり、スイングをコントロールしやすくなったという。
5.最新の消防服
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宇宙飛行士は宇宙の過酷な環境に対応しなくてはならないため、多くの保護が必要になる。1997年、ふたりの消防士がNASAの科学者に、消防装備を改良できないかと訊いてきた。火事現場の消防士にとって炎の熱は最大の脅威なのはもちろんだが、不純物の多い空気も同じくらい危険だ。宇宙飛行士を守ることができる装備なら、消防士にも同じ効果が期待できるに違いないとふんだのだ。
NASAと消防士たちは、共同で超臨界機動性酸素ボンベを開発した。この小さな装置は消防士自身と彼らが呼吸する空気も冷却・浄化する。2000年初頭から広く使われている。
4.フリーズドライフード
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あまり健康的なイメージはないが、フリーズドライフードは多くの人々の生存にとってとても重要だ。今や、冷凍食品のほとんどに使われ、バックパッカーや潜水艦乗組員、もちろん宇宙飛行士のような人たちが生きていくうえでのなくてはならないものになっている。
NASAはオレゴン冷凍食品会社と協力して、1960年代に水を注いだだけて食べられるフリーズドライ食品を開発した。これによって、より効率的に長持ちする食料を持ち運べることになり、地球上でも地球外でも長旅に出る人の食事に大いに役立つことになった。
3.カメラつき携帯
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電源がなくても機能する技術の開発だけでなく、NASAはどこにでも持って歩けるカメラつき携帯の開発にひと役かっている。
1965年、NASAのジェット推進研究所の科学者ユージーン・ラリーが、光量子を集めてそれを電子に変えるセンサーを考えついた。この結果できた電子信号は画像に変換され、デジタル写真ができる。宇宙で調査を行うためには、小型で持続性のある高性能カメラが必需品で、ラリーは完全に写真技術に革命を起こしたわけだ。
すでにあった小型の機器は時代とともにさらに小さくなり、90年代になると一般市場にも広まっていって、それは必然的に携帯の世界にも及んだ。近年の歴史の中で、カメラつき携帯は画期的な科学的進歩であり、およそ3分の1にNASAが開発した技術が使われている。
2.バーチャルリアリティヘルメット
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バーチャルリアリティの進歩の歩みはゆっくりで、まだ本当の意味でブレイクしていない。ほんの数年前に、私たちはいずれビデオゲームでヘルメットを装着すれば、いながらにしてお気に入りの場面空間の真っ只中に飛び込むことができるようになると考えていた。
1930年代始めに、列車の運転手が運行シミュレーターとして利用し、1985年にNASAの科学者がヘルメットを開発した。このヘルメットには小さなスクリーンがついているだけでなく、コンピューターにつながっていて、装着者の脳の動きを追うことができ、現実の場面で見ているようにそのイメージを反映できる。この画期的な技術は訓練や教育の場で使われ、より速く学ぶことができる。
1.靴のインソール(中敷き)
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エーロゲルは、アスペンエーロゲル社によって開発された商品で、スポンジやスタイロフォーム(発泡ポリスチレン)のような軽いものだ。多くの特徴があり、優れた絶縁体でもある。クレヨンを薄いエーロゲルの上に置き、反対側からブローランプの火で炙っても、クレヨンにはまったく影響はない。巨大な有人ロケットを大気圏外へ打ち上げるとき、ロケットは熱を帯びるため、NASAはアスペンエーロゲル社よりもさらに進んだ製品を開発した。
今日、宇宙船での利用だけでなく、断熱材、カーペット、医療用包帯、靴のインソールとしても売られている。このスポンジのような柔らかさが足にかかる衝撃を吸収してくれるため、長時間痛みを感じることなく動き回ることができるのだ。
via:toptenz
☆NASAの会員になってた時、一日200通くらい英語のメールが来た。なんかの研究の報告だろうが、めちゃ迷惑だったわい。俺は宇宙人の写真を期待していたのに・・・!