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意外と知らない言葉の由来

2014年03月26日 09時40分12秒 | 学習支援・研究
実は失礼な言葉「おあいそ」。
「誤魔化し」は「胡麻菓子」だった。

意外と知らない言葉の由来

マイナビスチューデント
2014年3月17日(月)16:01

写真:「誤魔化し」、「胡麻菓子」
普段何気なく使っている言葉にも、歴史があり、
「そうだったのか」と思わず膝を打ってしまうような成り立ちがあります。
今回は、知ればつい人に教えたくなる、
そんな言葉の由来を集めました。

「ネコもシャクシも」は猫と杓子ではなかった
「スマートフォンが流行ってからというもの、
今やネコもシャクシも『スマート』だよなあ、
この間なんてついに『スマートトイレ』なんてのが登場してたよ」
というように、「何でもかんでも」や「誰も彼も」、
という意味の「ネコもシャクシも」。
よく漢字で書かれるのは「猫」と「杓子」ですが、
意味を考えると、まったくピンときません。
実はこれ「禰子」と「釈子」が由来と言われています。
「禰子」というのは神道の信者、
「釈子」というのは仏教徒のことで、
そう考えれば納得がいきますね。

ボクシングの「リング」、四角いのにリング(輪)と言うのはなぜ?
ボクシングが生まれてすぐの頃、
プロボクサーは町から町をまわり、
それぞれの町の人と試合をしていたといいます。
その時に、輪になった観客にロープを持ってもらっていたので
「リング」となりました。その後、
観客が増え、杭を四方に打ってロープを張るようになったので、
四角になりましたが名前は「リング」のままでした。

四六時中って何ですか? 二四時中じゃないんですか?
「四六時中」というと、1日中という意味ですが、
1日中だと二四時中じゃないの?
という疑問が湧いてきます。これは
簡単なからくりで、四×六=二十四なので、
四六時中といいます。ちなみに、昔、
まだ干支の12刻で時間を表現していたときには
「二六時中」と言っていたのだとか。

お会計のとき「おかみさん! おあいそで」は大間違い
居酒屋でお会計をしてほしいとき、
つい使ってしまいがちなのが「おあいそ」という言葉ですが、
これは客側が使ってはいけません。
「おあいそ」の由来は店側が
「お愛想がなくて申し訳ございません」と勘定を出す時に
へりくだる表現です。これが、
勘定そのものを指す言葉となり、いつしか
誤用されるようになったということです。
つまり客側が使うと「愛想が尽きた」と
言ってしまうことになりますので、
そういう意図がなければ使わないほうがいいでしょう。

「誤魔化し」は音の通り、胡麻のお菓子だった!?
都合の悪いことを取り繕うことを言う「誤魔化し」。
見るからに当て字の雰囲気が漂う言葉です。
そう思って調べてみたら、やはりこれは当て字でした。
江戸時代に「胡麻胴乱」という小麦粉に
胡麻をまぜて焼いてふくらませた菓子を
「胡麻菓子」と言い、中身が空洞になっていて、
見た目よりも食べるところが少ないことから
「外見だけよくて中身の伴わないもの」、
「見掛け倒し」のことを「胡麻菓子」といった
ことから今の意味につながりました。

四苦八苦はなんの数字?
とても苦しんでいることを表現する「四苦八苦」。
これは仏教の考えから来ています。四苦というのは
「生苦」「老苦」「病苦」「死苦」のこと。
そこに愛するものと別れる苦しみの「愛別離苦」、
憎い人と出会ってしまう苦しみの「怨憎会苦」、
ほしいものが得られない苦しみの「求不得苦」、
心身の活動をしているだけでわきあがってくる苦しみの
「五蘊盛苦」を加えて八苦となります。つまり、
四苦八苦とは人の「すべての苦」のことをいいます。
ちなみにここで言う「苦」とは単なる苦しみというよりも、
思い通りにならないことを「苦」というそうで、
この四苦八苦が静まれば、
迷いがなくなり悟りの境地が開けるのだとか。

いかがでしたか? 例えばデートの途中で
「実は知的なオレ」をアピールするために、
はたまた営業先で「かわいいだけじゃないアタシ」
を演出するために普段の会話に
こんな雑学を織り交ぜてみては?

文・オリスリス
参考:知っているようで知らない知識(松本健太郎著:彩図社)

http://news.goo.ne.jp/article/freshers/bizskills/fresherscol201403post-766.htmlより

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