
10月21日に“かしゃ猫ロードトレッキング大会”が行われ、定員の50名の方に参加していただきました。
これは三島町で一番山奥にある集落・間方地区の方々が、3年計画で整備した志津倉山トレッキングロードを歩くイベントです。
上の写真は開会式でかしゃ猫とはなんぞやという話だったり、今回の一日の流れなどを説明しているところです。
それではイベントの様子をご紹介しまーす。

間方区長 久保田孝雄さんの挨拶

観光協会長 海老名健さんの挨拶

山に入る前に安全祈願

参加者・関係者全員での記念撮影

10名1つのグループに分かれてのトレッキングです。

間方地区の方が参加者のみなさんに巨木の説明だったり、山菜やきのこの話だったり、さらには子どもの頃の志津倉山での思い出話だったりと、この地区に住んでいる人ならではの話をしながら進みます。

見どころの一つ、ブナの巨木で、周囲が約5m80cm・推定で樹齢400年と言われています。

これは栃の巨木で、周囲が約6m30cm・推定で樹齢500年です。

これはサワグルミの巨木で、周囲が約6m10cm・推定で樹齢230年。
威風堂々とその怪異な姿で、周辺を睥睨し圧倒しているこれらの巨木、ブナ・栃・サワグルミは半径約50m内にあり、志津倉山巨木3兄弟と名付けようって話になってます。



トレッキングルートを進んでいくと最後に、志津倉山の一番の見どころ雨乞岩がお目見えです。
あいにく途中から雨が降ってきてしまいましたが、このようなルートでのトレッキングでした。

2時間のトレッキングを終えた後は、間方地区集会所に移動し、地元の食材をつかったおもてなしをいただきながらの交流会。

トレッキング前日から地元のばあちゃんたちがこの日の為にとおもてなしを準備してくれました。

この交流会の途中には“かしゃ猫”の紙芝居を披露。
読んでいる声が聞こえない、絵と台詞が合ってない、そしておじいちゃんには台詞の字が小さくて読めないと、はっきり言って“グダグダ”の紙芝居。
ですが、おじいちゃんたちが一生懸命なのを感じられる、ほのぼの?あったかい?時間だったと思います、私は。
さて、山奥の小さな小さな集落に住んでいるじいちゃんばあちゃんから若者(60歳代)が総力を挙げて初めて開催したかしゃ猫ロードトレッキング大会。
参加者に喜んでいただき、そして地区の人たちがあーでもねーこーでもねーと言いつつも楽しんでいる姿が、とても良いイベントだったと思います。
主催側が楽しめないと続かないですからね。
今回のこのかしゃ猫ロードトレッキング大会には、観光協会も協力してほしいと7月に言われお手伝いしてきたのですが、このイベントに関わることができ、個人的にも嬉しく思っています。