私の今年始めての新作映画鑑賞となる映画「ラッキーナンバー7」を観て来ました。原題は「LUCKY NUMBER SLEVIN」です。脚本の構想から映画化まで10年の期間を費やしたそうで、練りに練られたスマートなサスペンス映画になっています。
■ストーリー抜粋≫ (上映時間 : 111分)
【仕事をクビになり恋人に浮気をされた青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、友達を頼ってニューヨークにやって来た。そこでも不運が続き空港で強盗に襲われる。何とか友人の住む部屋に辿り着いたスレブンだが友人に間違えられ、大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)に拉致されてしまう。ボスは借金返済の代わりに敵対するギャング、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令。しぶしぶ了解したスレヴンは、その後まもなく今度はラビに誘拐される。】
【監 督】ポール・マクギガン
【キャスト】ジョシュ・ハートネット/ブルース・ウィリス/ルーシー・リュー/モーガン・フリーマン/ベン・キングズレー 他
■感想です≫
初めに一言で感想を言うと面白かった!です。でも、万人受けするかな?と言う疑問も少し有ります。ジョシュのファンはもちろん(所々、カッコ良かったです!)、サスペンス好きの人にはウケルと思います。共演者も渋い面々が集まっていますから、出演者を見ただけでも期待感を込めて観ましたよ。
ただ後半になって感じたんですけど、あの謎解きのクライマックスのシーンで、ボス二人が受けるあの処遇からすると、モーガン・フリーマンとベン・キングズレーは残忍なボスって言う感じを受けなかったし、そう言う演技も無かったので、もっと憎ったらしい雰囲気を漂わせている俳優さんの方があのシーンはスッキリ納得できたと思います。
この映画はクライムサスペンスなので、詳しく書くと面白くなくなるので、あまり詳しくは書けないんですが・・・ 特にこの映画の場合は、ちょっとでもネタバレに繋がるエピソードを関連付けて書いてしまうと、初めて観る人は面白くなくなってしまうでしょうから、ここから下に書く事を未見の人は読まない方が良いと思います。それでも、核心部分に付いては、詳しく書きませんよ。
この映画のオープニングから、過激な暴力的殺人シーンがそれぞれ違うエリアで連続して数件起こります。その一つ一つの事件が何の脈略もなく続いて行く様に見えるので、映画を観ている人は、「それで?どうしたの?今誰が何故殺されたの?」って、疑問を幾つも残したまま、ただ事件を目撃しただけでその場は素通りです。
そして、突然何の関わりも無いような主人公がヒョウヒョウとした風体で現れます。どちらかと言うと常に他人に良い様に利用されていそうな”お人好しの青年”を、ジョシュ・ハートネットが自然に上手く演じています。彼のその演技で本当に観客は騙されると思います。まぁ、そう言う演技って時として、観ている者にとっては”中だるみ感”となって眠気を誘ったりしますね。
途中のジョシュ・ハートネットとルーシー・リューの二人の掛け合いの場面や、ギャングがスレブンを拉致しに来るシーン辺りになると、コメディータッチ路線に変更か?と思わせて、ちょっと私の頭の中が緩んできました。そこへ眠気が容赦なく襲ってきたりします(苦笑)。正直、2回くらい寝そうになりました。 いや、何とか寝ないで踏み止まりましたが・・・やばかったです。
しかし、それもストーリー展開に重要な緩急のアソビの部分だったのですね。後半になって物語が目まぐるしく変化して、スピード感が増していってがぜん面白くなりました。
前半に張り巡らせていた伏線が、後半に次々と表面に現れてきた事実と合わさって、これまでの事件が点から線へと見事に繋がっていきました。一人の人物の激しい明と暗の様変わりを見事にジョシュ・ハートネットが演じきっています。久々に観終わった後で「やられた!」って感じた映画でした。
真のネタバレ書きそうなのでこの辺でやめときますわ。
・ラッキーナンバー7@映画生活
いつもご訪問ありがとうございます。
■ストーリー抜粋≫ (上映時間 : 111分)
【仕事をクビになり恋人に浮気をされた青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、友達を頼ってニューヨークにやって来た。そこでも不運が続き空港で強盗に襲われる。何とか友人の住む部屋に辿り着いたスレブンだが友人に間違えられ、大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)に拉致されてしまう。ボスは借金返済の代わりに敵対するギャング、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令。しぶしぶ了解したスレヴンは、その後まもなく今度はラビに誘拐される。】
【監 督】ポール・マクギガン
【キャスト】ジョシュ・ハートネット/ブルース・ウィリス/ルーシー・リュー/モーガン・フリーマン/ベン・キングズレー 他
■感想です≫
初めに一言で感想を言うと面白かった!です。でも、万人受けするかな?と言う疑問も少し有ります。ジョシュのファンはもちろん(所々、カッコ良かったです!)、サスペンス好きの人にはウケルと思います。共演者も渋い面々が集まっていますから、出演者を見ただけでも期待感を込めて観ましたよ。
ただ後半になって感じたんですけど、あの謎解きのクライマックスのシーンで、ボス二人が受けるあの処遇からすると、モーガン・フリーマンとベン・キングズレーは残忍なボスって言う感じを受けなかったし、そう言う演技も無かったので、もっと憎ったらしい雰囲気を漂わせている俳優さんの方があのシーンはスッキリ納得できたと思います。
この映画はクライムサスペンスなので、詳しく書くと面白くなくなるので、あまり詳しくは書けないんですが・・・ 特にこの映画の場合は、ちょっとでもネタバレに繋がるエピソードを関連付けて書いてしまうと、初めて観る人は面白くなくなってしまうでしょうから、ここから下に書く事を未見の人は読まない方が良いと思います。それでも、核心部分に付いては、詳しく書きませんよ。
この映画のオープニングから、過激な暴力的殺人シーンがそれぞれ違うエリアで連続して数件起こります。その一つ一つの事件が何の脈略もなく続いて行く様に見えるので、映画を観ている人は、「それで?どうしたの?今誰が何故殺されたの?」って、疑問を幾つも残したまま、ただ事件を目撃しただけでその場は素通りです。
そして、突然何の関わりも無いような主人公がヒョウヒョウとした風体で現れます。どちらかと言うと常に他人に良い様に利用されていそうな”お人好しの青年”を、ジョシュ・ハートネットが自然に上手く演じています。彼のその演技で本当に観客は騙されると思います。まぁ、そう言う演技って時として、観ている者にとっては”中だるみ感”となって眠気を誘ったりしますね。
途中のジョシュ・ハートネットとルーシー・リューの二人の掛け合いの場面や、ギャングがスレブンを拉致しに来るシーン辺りになると、コメディータッチ路線に変更か?と思わせて、ちょっと私の頭の中が緩んできました。そこへ眠気が容赦なく襲ってきたりします(苦笑)。正直、2回くらい寝そうになりました。 いや、何とか寝ないで踏み止まりましたが・・・やばかったです。
しかし、それもストーリー展開に重要な緩急のアソビの部分だったのですね。後半になって物語が目まぐるしく変化して、スピード感が増していってがぜん面白くなりました。
前半に張り巡らせていた伏線が、後半に次々と表面に現れてきた事実と合わさって、これまでの事件が点から線へと見事に繋がっていきました。一人の人物の激しい明と暗の様変わりを見事にジョシュ・ハートネットが演じきっています。久々に観終わった後で「やられた!」って感じた映画でした。
真のネタバレ書きそうなのでこの辺でやめときますわ。
・ラッキーナンバー7@映画生活
いつもご訪問ありがとうございます。