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この映画のディカプリも「ディパーテッド」のように二つの世界の狭間で苦闘すると言う役柄です。中東のテロ組織と現地の諜報機関とCIAとが絡み合って、そこで現場で活躍する工作員や情報屋の虚々実々の情報戦が始まります。派手な爆破シーンあり、リアリティーを感じさせる戦争アイテムあり、テンポの良いアクションシーンありと、おまけに社会派なテーマを加えたドラマ性も十分楽しめるエンターテイメント映画です。ただし、拷問シーンなんかもあるのでちょっとハードな内容でもあります。
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この映画の見所の一つは空撮映像です。中東の紛争地帯の市街地や砂漠の真ん中にあるテロ組織のアジトなどの映像は上空に無人偵察機を飛ばして、遠く離れた安全なCIA本部からパソコンの画像で把握できてしまいます。そしてケータイや通信衛星・・・etc、いろんなハイテク機器を駆使して、その画像を見ながら「あの建物や、あの車列や、あの群衆・・・」と言う様にピンスポットで現地のCIAの工作員に指示を出すと言う、まるでTVゲームでも観ているような錯覚を起こしてしまいそうな映像でした。
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ラストシーンでディカプリが演じるロジャー・フェリスが下した決断は、アメリカの掲げる正義や大義は誰の為のものなのか、アメリカが世界に押し付ける価値観や理想や秩序がすべて正しいのかを問いかけているように思いました。
![]() ![]() ![]() ![]() 「ワールド・オブ・ライズ」 ☆☆原題≫「 Body of Lies 」 上映時間≫ 2時間 8分 日本公開日≫2008年12月20日☆☆ 全米公開日≫2008年10月8日 ☆☆監督≫リドリー・スコット 出演≫レオナルド・ディカプリオ(ロジャー・フェリス役) / ラッセル・クロウ(エド・ホフマン役) / マーク・ストロング (ハニ・サラーム役)/ ゴルシフテ・ファラハニ / オスカー・アイザック / サイモン・マクバーニー 他 ストーリー≫CIAに雇われた元ジャーナリストの男が、ヨルダンで大規模なテロ組織を追跡する姿を描くサスペンス・ドラマ。ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デヴィッド・イグネイシャスの原作を『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット監督が映像化。【ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫る…。】(Yahoo!映画より) ランキング≫全米興行成績は初登場3位 米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B」(4126 ratings) 米Yahoo!批評家6段階平均評価 「B-」(13 ratings) |