映画「地球が制止する日」のDVDが5月2日にリリースされました。この映画も去年の年末に公開されていて、私はその時に観たんですけど、感想をまだ書いていませんでした。余りにも感動も何もなく、途中ツッコミまくりのシーンの連続で、ラストにもガッカリさせられたので
”私の思考が制止”してしまっていて感想を書けなかったんですよ!(苦笑)あんな事で良かったのか!?と言う納得のいかない思いだけが残った映画でしたわ。
この映画は1951年に公開された「地球の制止する日」と言う同名タイトル映画のリメイクだそうです。そのオリジナルでは「宇宙人が平和の使者として、戦争を続ける人類を核戦争へと行きつく前に和解させ、地球に平和を取り戻す」いう内容だったらしい。今回の宇宙人は、人類の環境破壊に対して怒っているらしい!何故に遠く離れた縁もゆかりもない宇宙人が地球の為に一肌脱ぎにやって来たの!?って感じですが・・・(^_^;) それに何十年も前に宇宙人のエージェントを地球に送り込んでいて、人間として生活させて、どれ程人類が地球を破壊しつくしているかを観察していたらしい!(~_~メ) 見られてたから人間は言い逃れできないって訳です!(苦笑)
その宇宙人エージェントの最終報告を聞く為にクラトウ(キアヌ・リーブス)が宇宙からやって来たと言うのですが・・・でも、ホントに笑っちゃったのが・・・マクドナルドみたいなファストフード店の中で、たった一人の中国系のおじさんエージェントからクラトウが人類の存亡を決める報告を受けただけで「人類はもうダメだから地球を破壊する!」と決めてしまった事です。それって簡単すぎるでしょ!67億人の人間と、その他大勢の動植物などの命が宿る地球を破壊する決定を下すと言う大切なシーンなのに、一人の中国系のおじさんに聞いて終わり!って・・・余りにもシチュエーションが陳腐で強引な設定!
やはりそこは、地球に送り込まれていた大勢の宇宙人エージェントたちが地球規模の仕事をしながら観察して、密かに全世界の事情に精通していそうな団体を作っていて、そこの宇宙人の所長さんとかに現状を聞いて、その結果、地球の存亡を決めると言う感じの・・・それらしい高いレベルでのやり取りで決めて欲しかった!(苦笑)その辺の一連のシーンは私の中では軽く爆笑でしたわ!(他のお客さんの手前、クスッとしか笑えませんでしたけどね!(*^_^*))(苦笑)おまけに地球の一大事だと言うのに、大統領は一切出てこなくて、ただの噂好きのおばさんにしか見えないキャシー・ベイツが演じる国防長官が最後まで最高責任者で自分勝手な指揮を取っていたのもおかしすぎるし!
クラトゥが、人類滅亡を諦めて帰って行く決意をするエピソードも説得力のかけらもない陳腐な話でした。あんなエピソードは地球上に溢れているし、あんな事以上の感動秘話はもっとざらに有ることでしょ。地球に送り込まれていた宇宙人エージェントの観察報告書に有ったはず!(爆)最も納得のいかなかったのは、宇宙人達の住む星もかつては環境破壊をしてしまい取り返しのつかない所まで行ったのを努力で再生させたと言うのですよ。ならば、この地球も再生のチャンスが与えられても良い筈だし、数十倍もテクノロジーが進んでいる宇宙人の再生ノウハウを教えてくれたら美しい地球に生まれ返らせられるでしょう!?
宇宙人の目的が地球を侵略して自分達の星にするためだと言うのなら、人類を抹殺すると言う理屈は納得できるのですが、地球と言う星を救う為に問答無用で人類を抹殺しようとするのは考えにくいです。高度な文明や科学技術がある程度発展している人類なんだから説明されれば理解できるし変えられますよ。やればできる子なんですから!そんな事は人類以上の発展を遂げている宇宙人には安易に分かる筈。こんな単純な理屈が合わないシナリオを見せられると「私の思考が制止する」のですよ!
「地球が制止する日」 (12月19日(金)公開) 上映時間≫ 1時間50分 製作年:製作国≫ 2008年12月 : アメリカ 英題≫「 THE DAY THE EARTH STOOD STILL 」 監督≫スコット・デリクソン 出演≫キアヌ・リーヴス / ジェニファー・コネリー / キャシー・ベイツ / ジョン・クリーズ / ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス / ジョン・ハム / アーロン・ダグラス 他 ストーリー≫任務遂行のために地球へとやってきた、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーヴス)。クラトゥの謎を解き明かすべく政府や科学者はやっきになる中、今訪れんとする危機に気付いたのはヘレン(ジェニファー・コネリー)と息子(ジェイデン・スミス)だけだった。】 (Yahoo! 映画より抜粋) 来日情報≫12月17日、グランド ハイアット 東京にて来日記者会見。主演のキアヌ・リーヴス他、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、スコット・デリクソン監督が揃って来日。 ランキング≫全米興行成績は初登場2位 米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「C+」(9712 ratings) 米Yahoo!批評家6段階平均評価 「C-」(11 reviews) |
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