映画『リズム・セクション』2020年4月22日(水)デジタル配信スタート!
映画『リズム・セクション』(原題:The Rhythm Section)を映画専門チャンネルのムービープラスで観ました。この映画は日本では劇場公開は無くてデジタル配信のみだったようです。映画専門チャンネルの番組表の解説の所に「『007』シリーズの制作陣が放つスパイ・アクション。ブレイク・ライヴリー、ジュード・ロウの共演で、家族の復讐を誓う女性スパイの活躍を描く。」と書いてあったのでキャッチコピーに釣られて試しに観てみました。それでもブレイク・ライヴリーとジュード・ロウの共演って、ちょっと合わなさそうな二人だけど!?と、少し不安を感じながらの鑑賞でした。
ストーリーは、【 主人公の女性ステファニー・パトリックは、3年前に 飛行機事故で家族を失い自暴自棄になって売春やドラッグに手を出し刹那的な生活を送っていた。ある日、この件を取材していると言う男性から、墜落の原因は単なる事故ではなく、何者かによって仕組まれたテロであることを知らされる。事故がテロによるものだと知ったステファニーは、復讐を誓い暗殺者としての訓練を受け国際的な陰謀がうずまく闇の世界へと足を踏み入れていく。】と言う、リベンジアクション系の物語です。監督はリード・モラーノ、主なキャストはブレイク・ライヴリー、ジュード・ロウ、スターリング・K・ブラウン。スターリング・K・ブラウンと言う俳優さんは海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』でエミー賞や、ゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演男優賞を受賞した方です。
ここから感想です。まず最初に、このキャッチコピー「『007』シリーズの制作陣が放つスパイ・アクション」と言うのは見なかった事にして、過度な期待を抱かずに観た方が良いです。主演のブレイク・ライヴリーは悪くはなく頑張っていたと思うけど、結果的に自分の判断が家族の不幸を招いたとしても、普通の優秀な大学生が自暴自棄になりあそこまで堕ちて行くか?と、そこで1個納得できない。スパイ・アクションと言うにはスキルもアクションも弱い。闇も謎も深くなく、ストーリーの流れの脈略が掴みにくかった。唐突に対面シーンが始まって→何もなく終わって、今の相手は何者?な展開で何でその相手とそこのシーン?と思っている間に、そのシーンが原因で情報提供者の記者が大変な事になってしまっていたのも謎展開。ほんとに流れが悪くて点と点の繋がりがなくて、話がブツ切り状態で場面ごとの説明不足の展開が多かった。
私は映画や小説、ドラマを観るのを決めるのは監督や俳優以外に、タイトルで感じた直感で観るのを決める事が多いのでタイトルも大切な要素なんです。だから、映画を観る前からポジティブ感がある音楽用語のリズム・セクションと言うタイトルと、リベンジ物語との距離感を感じていて、タイトルから物語全体のイメージを持ちにくかった。映画を観ている間もずっとタイトルが引っかかっていて違和感がありました。物語の途中でタイトルのリズム・セクションの意図は出て来て、暗殺者になる為の心得!と言う意味合いなのは理解できます。しかし、物語の前半に主人公が自責の念に苛まれ生きる意欲さえもないような苦悶の日々を描き、後半部分の生きる目的となった贖罪の日々の壮絶な戦いを描いたストーリーをギュッと要約するのに最適なタイトルとは思えなかった。まあ、この映画の原作小説のタイトルが「 The Rhythm Section 」だから異論を言っても仕方がないけどね。
観終わった後、大きな看板の二人の共演だったにも関わらず、余りにも面白みが感じられなかったので、私だけかと思ってアメリカでの興行収入ランキングを調べました。興行収入ランキングの初登場は第10位とギリギリのランクインでした。この映画の製作費が約5000万ドル(約 75億円 )で、興行収入は全世界で約600万ドル(約9億円)しか稼げなくて大コケ状態でした。米批評サイトの Rotten Tomatoes のスコアも見てみたら批評家の支持が28%(188件)とめちゃ低く、観客の支持が 44%(1000件)となっていて共に投稿数も評価も低かったです。面白く感じなかったのは私だけではなかったようです。
ちなみに、この原作小説は4作有ってシリーズとして「The Rhythm Section」,「Chameleon」, 「The Third Woman」, 「The Fourth Man」が刊行されているそうです。小説自体も人気作とまでは言えないレベルだったみたいです。今回の映画『リズム・セクション』(原題:The Rhythm Section)のラストシーンでは、続編が有りそうな終わり方の様に思ったけど、小説の続編でも人気作へ押し上げるブームは起こらず、映画は大コケ状態で評価も低評価で終わったので続編は無しですね。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。
映画『リズム・セクション』(原題:The Rhythm Section)を映画専門チャンネルのムービープラスで観ました。この映画は日本では劇場公開は無くてデジタル配信のみだったようです。映画専門チャンネルの番組表の解説の所に「『007』シリーズの制作陣が放つスパイ・アクション。ブレイク・ライヴリー、ジュード・ロウの共演で、家族の復讐を誓う女性スパイの活躍を描く。」と書いてあったのでキャッチコピーに釣られて試しに観てみました。それでもブレイク・ライヴリーとジュード・ロウの共演って、ちょっと合わなさそうな二人だけど!?と、少し不安を感じながらの鑑賞でした。
ストーリーは、【 主人公の女性ステファニー・パトリックは、3年前に 飛行機事故で家族を失い自暴自棄になって売春やドラッグに手を出し刹那的な生活を送っていた。ある日、この件を取材していると言う男性から、墜落の原因は単なる事故ではなく、何者かによって仕組まれたテロであることを知らされる。事故がテロによるものだと知ったステファニーは、復讐を誓い暗殺者としての訓練を受け国際的な陰謀がうずまく闇の世界へと足を踏み入れていく。】と言う、リベンジアクション系の物語です。監督はリード・モラーノ、主なキャストはブレイク・ライヴリー、ジュード・ロウ、スターリング・K・ブラウン。スターリング・K・ブラウンと言う俳優さんは海外ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』でエミー賞や、ゴールデングローブ賞のドラマ部門で主演男優賞を受賞した方です。
ここから感想です。まず最初に、このキャッチコピー「『007』シリーズの制作陣が放つスパイ・アクション」と言うのは見なかった事にして、過度な期待を抱かずに観た方が良いです。主演のブレイク・ライヴリーは悪くはなく頑張っていたと思うけど、結果的に自分の判断が家族の不幸を招いたとしても、普通の優秀な大学生が自暴自棄になりあそこまで堕ちて行くか?と、そこで1個納得できない。スパイ・アクションと言うにはスキルもアクションも弱い。闇も謎も深くなく、ストーリーの流れの脈略が掴みにくかった。唐突に対面シーンが始まって→何もなく終わって、今の相手は何者?な展開で何でその相手とそこのシーン?と思っている間に、そのシーンが原因で情報提供者の記者が大変な事になってしまっていたのも謎展開。ほんとに流れが悪くて点と点の繋がりがなくて、話がブツ切り状態で場面ごとの説明不足の展開が多かった。
私は映画や小説、ドラマを観るのを決めるのは監督や俳優以外に、タイトルで感じた直感で観るのを決める事が多いのでタイトルも大切な要素なんです。だから、映画を観る前からポジティブ感がある音楽用語のリズム・セクションと言うタイトルと、リベンジ物語との距離感を感じていて、タイトルから物語全体のイメージを持ちにくかった。映画を観ている間もずっとタイトルが引っかかっていて違和感がありました。物語の途中でタイトルのリズム・セクションの意図は出て来て、暗殺者になる為の心得!と言う意味合いなのは理解できます。しかし、物語の前半に主人公が自責の念に苛まれ生きる意欲さえもないような苦悶の日々を描き、後半部分の生きる目的となった贖罪の日々の壮絶な戦いを描いたストーリーをギュッと要約するのに最適なタイトルとは思えなかった。まあ、この映画の原作小説のタイトルが「 The Rhythm Section 」だから異論を言っても仕方がないけどね。
観終わった後、大きな看板の二人の共演だったにも関わらず、余りにも面白みが感じられなかったので、私だけかと思ってアメリカでの興行収入ランキングを調べました。興行収入ランキングの初登場は第10位とギリギリのランクインでした。この映画の製作費が約5000万ドル(約 75億円 )で、興行収入は全世界で約600万ドル(約9億円)しか稼げなくて大コケ状態でした。米批評サイトの Rotten Tomatoes のスコアも見てみたら批評家の支持が28%(188件)とめちゃ低く、観客の支持が 44%(1000件)となっていて共に投稿数も評価も低かったです。面白く感じなかったのは私だけではなかったようです。
ちなみに、この原作小説は4作有ってシリーズとして「The Rhythm Section」,「Chameleon」, 「The Third Woman」, 「The Fourth Man」が刊行されているそうです。小説自体も人気作とまでは言えないレベルだったみたいです。今回の映画『リズム・セクション』(原題:The Rhythm Section)のラストシーンでは、続編が有りそうな終わり方の様に思ったけど、小説の続編でも人気作へ押し上げるブームは起こらず、映画は大コケ状態で評価も低評価で終わったので続編は無しですね。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1e/4716e6a3130e95e5adc3ae0c0343f777.gif)