「ジェシー・ジェームズの暗殺」を観てきました。ブラッド・ピットの映画だからと言うことでしょうか!?案外お客さんは入っていました。観る前に心配していた2時間40分と言う長い上映時間でしたが、地味な展開が多かったにもかかわらず寝ませんでした!「面白かった?」と聞かれたら、すぐに「ハイ」と即答はできないけど・・・。
★感想です。(注意:最後の方はしっかりネタバレで書いています。)
この映画は、映画のタイプとしたら・・・伝記映画の部類に入るのでしょうけど、あまりジェシー・ジェームズ自身のエピソードや、彼の生涯にスポットを当てた派手なストーリー展開ではなかったです。どちらかと言うと、地味な実録映画のようなアッサリとした内容でした。観終わった後で、ハリウッド映画を観たと言うより、イギリス映画を観たような感覚でした。(イギリス映画なんて殆ど観ていませんが、こんな雰囲気の様な気がして・・・)
映画の原題も派手さは無くて「THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD」となっていて、暗殺者・ロバート・フォードに視点を置いているようなタイトルで、内容もタイトルどおりのロバート・フォードが主役!?って感じでした。ジェシー・ジェームズさえ「誰!?」と言う方には、ロバート・フォードが全面に押し出されていて、もっと分かりにくい展開になっていたかも知れません。
このジェシー・ジェームズを暗殺するロバート・フォードを演じているのがベン・アフレックの弟のケイシー・アフレックで、ジェシー・ジェームズ大好き!なキモオタク!を演じています。しゃべりっぷりと言い、物腰と言い、完全にジェシー・ジェームズオタクです。その当時19歳と言う年齢だったようなので、その心酔度はかなりのものだったのでしょう。そう言うエピソードも出てきますが、かなりキモ怖い感じが出ていました。
映画の中でジェシーのお兄さんが「お前はうっとうしいんだ」と言う感じのセリフを言っていましたが、ほんとに、ロバート・フォードのセリフの言い回しはうっとうしかったですわ。まぁ、あの感じだったら後ろからしか相手を撃てないなと言う感じでした。自分を過大評価して相手にも同調を求める自己顕示欲の強さがうっとうしさをMAXにしていましたね。
その人に心酔しているからこそ近くで接していると、許せる事と決して許せない事が犯人の心の中で増幅して行って、いつしか、憧れの対象と自分を重ね合わせて一体化して、許せない方の対象を抹殺してしまおうと考えてしまう。単純に憧れの対象に取って代われるものなら代わってしまいたいと言う願望がそうさせてしまったのか?とも思いますが・・・
あの映画の中の展開では、恐怖が極限に達して自分達が殺される前にジェシー・ジェームズを殺してしまったと言う感じでしたが・・・二人の内どちらがジェシー・ジェームズを撃ったのか、そして、なぜジェシー・ジェームズは突然悟ったように自殺とも取れる行動にでたのか・・・謎が残ったまま終りました。それぞれの登場人物の心の動きを推理しながら観ると面白い映画です。
いつもご訪問ありがとうございます。
「ジェシー・ジェームズの暗殺」 (1月12日(土)公開) 上映時間:2時間40分 制作年・製作国≫2007年 9月:アメリカ 出演≫ブラッド・ピット / ケイシー・アフレック / サム・シェパード / メアリー=ルイーズ・パーカー / ジェレミー・レナー / ポール・シュナイダー / ズーイー・デシャネル / サム・ロックウェル 内容≫監督・脚本はアンドリュー・ドミニク 監督。19世紀の伝説の犯罪者ジェシー・ジェームズを題材にしたサスペンス・ドラマ。プロデュースも務めるブラッド・ピットは、ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞。【ストーリー】悪名高きアウトローとして数々の犯罪に手を染め、法をあざけり、自分自身のルールで生きてきたジェシー・ジェームズ(ブラッド・ピット)。理想に燃える野心家の若者ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)は、そんなジェシーの仲間になれたことを心から喜んでいたが、思わぬ事態が彼らを待ち受ける。(Yahoo!映画より抜粋) 来日情報≫ノープロモ? ランキング≫全米興行成績 - 米Yahoo!ユーザー6段階平均評価 「B-」(2861 ratings) 米Yahoo!批評家6段階平均評価 「B-」(15 ratings) |
★感想です。(注意:最後の方はしっかりネタバレで書いています。)
この映画は、映画のタイプとしたら・・・伝記映画の部類に入るのでしょうけど、あまりジェシー・ジェームズ自身のエピソードや、彼の生涯にスポットを当てた派手なストーリー展開ではなかったです。どちらかと言うと、地味な実録映画のようなアッサリとした内容でした。観終わった後で、ハリウッド映画を観たと言うより、イギリス映画を観たような感覚でした。(イギリス映画なんて殆ど観ていませんが、こんな雰囲気の様な気がして・・・)
映画の原題も派手さは無くて「THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD」となっていて、暗殺者・ロバート・フォードに視点を置いているようなタイトルで、内容もタイトルどおりのロバート・フォードが主役!?って感じでした。ジェシー・ジェームズさえ「誰!?」と言う方には、ロバート・フォードが全面に押し出されていて、もっと分かりにくい展開になっていたかも知れません。
このジェシー・ジェームズを暗殺するロバート・フォードを演じているのがベン・アフレックの弟のケイシー・アフレックで、ジェシー・ジェームズ大好き!なキモオタク!を演じています。しゃべりっぷりと言い、物腰と言い、完全にジェシー・ジェームズオタクです。その当時19歳と言う年齢だったようなので、その心酔度はかなりのものだったのでしょう。そう言うエピソードも出てきますが、かなりキモ怖い感じが出ていました。
映画の中でジェシーのお兄さんが「お前はうっとうしいんだ」と言う感じのセリフを言っていましたが、ほんとに、ロバート・フォードのセリフの言い回しはうっとうしかったですわ。まぁ、あの感じだったら後ろからしか相手を撃てないなと言う感じでした。自分を過大評価して相手にも同調を求める自己顕示欲の強さがうっとうしさをMAXにしていましたね。
その人に心酔しているからこそ近くで接していると、許せる事と決して許せない事が犯人の心の中で増幅して行って、いつしか、憧れの対象と自分を重ね合わせて一体化して、許せない方の対象を抹殺してしまおうと考えてしまう。単純に憧れの対象に取って代われるものなら代わってしまいたいと言う願望がそうさせてしまったのか?とも思いますが・・・
あの映画の中の展開では、恐怖が極限に達して自分達が殺される前にジェシー・ジェームズを殺してしまったと言う感じでしたが・・・二人の内どちらがジェシー・ジェームズを撃ったのか、そして、なぜジェシー・ジェームズは突然悟ったように自殺とも取れる行動にでたのか・・・謎が残ったまま終りました。それぞれの登場人物の心の動きを推理しながら観ると面白い映画です。
いつもご訪問ありがとうございます。