◆ 予告編動画がリンク切れになっていたので貼り換えました ◆
映画「007/カジノ・ロワイヤル」 (2006) 日本版劇場公開予告編 Casino Royale Trailer
映画「007 / カジノ・ロワイヤル」の感想です。私は「007」シリーズに何の思い入れも無く、と言うより、むしろ苦手な方の映画だったので、映画館で観るのはこれが初めてでした。
だから、ボンド史上初の金髪で青い目の新ジェームズ・ボンド役に選ばれたダニエル・クレイグさんに何の偏見も違和感も無く観ました。シリーズものを観ると言うより(殆ど知らないのでね!(~_~メ))、ただ1本の映画を観ると言う感じで観ました。
■ストーリー抜粋≫
【 ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ第21弾。英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。アメリカの公開日は2006年11月17日、日本公開日は2006年12月1日 】
■感想です≫
今までの「007」の映画って、あまりにも女性が男性視点からの描かれ方をしていて、必要以上に女性が媚びているだけのようなイメージを持っていたんですよ!私。今までテレビでやっていたのを少し観ただけで、余り全部を観ていないので、こうだ!と決め付けて言ってしまうのもなんですが・・・私にとって、今までの「007」は、観終わった後でスカッとする様な気持ちの良い映画では無かったです。どうもストーリーよりもセクシー路線重視に思えて気に入らなかったです。
ところが、今回の最新作は余りCGを使わず生身の身体をフルに使ってハードに攻めて来ました。奇抜さ、派手さ、セクシーさよりも、ベーシックでよりリアルさを追求したスマートな感じになっていました。前半が始まってすぐに、マット・デイモン主演の骨太スパイアクション映画「ボーン・アイデンティティ」を意識して作ったんじゃないの?と思った位、CGに頼らず主人公の極めて高い身体能力をフルに活用したハードボイルドタッチになっていました。
中でも前半のアクションシーンはテンポが良く、オープニングからいつでもどこでも、ボンドが走る走る! CGもなしで、あの”鬼ごっこ”は見応え有りました。その追跡劇は、前にTVのバラエティー番組で紹介されていた「ヤマカシ」とか言うグループのパフォーマンスに似ていました。ストリートロッククライマーとでも言うのでしょうか?数人で高い塀を物すごいスピードで乗り越えたり、ビルの屋上から屋上を命綱無しで飛び越えて行っていた映像を思い出しました。
カジノでのカードゲームの場面は一つのクライマックスだと思うのですが、イマイチどっちの手が強いのか?をハッキリ知らないので、観ている私が勝者を知るのがワンテンポ遅れるので、そこがちょっと「おぉ~!」と言う緊迫感を感じる事が出来なかったのが残念でしたわ。
フルハウスとかロイヤルストレートフラッシュとかの名前は聞いた事が有るけど、パッとカードを見て勝者が分からないのでね!そこがこの映画の醍醐味なんでしょうに!おいてけぼり!(笑)ポーカーの詳しい解説は『ウィキペディア(Wikipedia)』に載っていますので、興味の有る方は覗いてみて下さい。
そのカジノでのシーンや、全体を通しても言えるけど、ボンドガールのエヴァ・グリーンさんのお化粧が濃いぃのが気になりました。パンダ系メイク!?あまり綺麗に見えなかったし、ゴージャスには見えなかったなぁ。あのネックレスは、どう見てもオジサンがよくやってるループタイにしか見えなかった(笑)。そして、ストーリーの後半はちょっと失速気味で途中へんな拷問が有ったり、悪役が入れ替わり立ち代わり乱入してきて、あれは誰?と言う感じで、あっ気なく幕が引かれてラストへ行ってしまいました。
最初に書いてますが、この映画に思い入れがない分キャスティングに別に文句は無いのですが、ボンド役のダニエル・クレイグって、この映画の為にジムに通ってムキムキなマッチョの身体に鍛えたらしいのですが・・・、ちょっと油断すると老け顔になっていたりします。
だから余計に顔だけ見ていたらどうしても”ひ弱”な感じがするので、あまり顔と身体が合っていない感じがしました。さすがに、カジノでのシーンでビシッとタキシードに身を包んだ姿はカッコ良かったですけどね。目はキレイなブルーアイなんですけどタレ目な分、惜しい事に悲壮感や緊迫感が伝わり難い人ですね(苦笑)。でも2時間24分も有ったとは思えないくらい、「007」苦手派の私でも楽しめましたわ。
最後に米批評サイト Rotten Tomatoes の評価を載せておきます。
批評家の評価が94%、観客の評価が90% で珍しくどちらも高評価でした。
★ちょこっとトリビア≫
◇主演のダニエル・クレイグが、彼の金髪を役作りのために茶色に染めるようにプロデューサー陣から言われていたが、断固拒否。染めろコールのそもそもの発端は、彼に対する、「ボンドのイメージと違いすぎる!」との007ファンからのいろんな非難の嵐の中で、特に目立っていたのが「髪が金髪だ」というクレームだったらしい(苦笑)。髪を染める代わりに、髪を短く切って粗暴な出で立ちにすることをダニエル・クレイグ自ら提案して、それが採用されたそうです。そう言えば冒頭のシーンはボンドにしたら粗暴!(笑)
◇「007/カジノ・ロワイヤル」が公開されて1週間足らずで既に観客からミスの嵐を指摘され、史上最もミスの多い映画トップ20に入ってしまいました。「映画の撮影や編集作業のミスで、一連のシーンなのにつじつまの合わないこと・あきらかに失敗なショットが多く見つかった」そうです。すでに12のミスが見つかっているそうですが、どこがおかしい所か分かりました?(?_?)
私は、映画館で観ていて1箇所だけ見つけました!(^_^)v
例えばカジノの外に停めたボンドの車の運転席側ドアが、最初のシーンでは開いているのに次のシーンでいきなり閉まっていたり、航空機と車の衝突を防ぐシーンで、ボンド役のダニエル・クレイグ(写真)のパンツのスソから白いスタント・スーツがのぞいてしまっていたりなど。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。
映画「007/カジノ・ロワイヤル」 (2006) 日本版劇場公開予告編 Casino Royale Trailer
映画「007 / カジノ・ロワイヤル」の感想です。私は「007」シリーズに何の思い入れも無く、と言うより、むしろ苦手な方の映画だったので、映画館で観るのはこれが初めてでした。
だから、ボンド史上初の金髪で青い目の新ジェームズ・ボンド役に選ばれたダニエル・クレイグさんに何の偏見も違和感も無く観ました。シリーズものを観ると言うより(殆ど知らないのでね!(~_~メ))、ただ1本の映画を観ると言う感じで観ました。
■ストーリー抜粋≫
【 ジェームズ・ボンドの活躍を描く「007」シリーズ第21弾。英国諜報部MI6のスパイである‘00’の地位に昇格したジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初のミッションとして国際テロ組織のネットワークを絶つ任務を課される。テロ組織の資金源であるル・シッフルと接触を命じられたボンドは、モンテネグロのカジノでル・シッフルと高額の掛け金のポーカー対決を開始する。アメリカの公開日は2006年11月17日、日本公開日は2006年12月1日 】
■感想です≫
今までの「007」の映画って、あまりにも女性が男性視点からの描かれ方をしていて、必要以上に女性が媚びているだけのようなイメージを持っていたんですよ!私。今までテレビでやっていたのを少し観ただけで、余り全部を観ていないので、こうだ!と決め付けて言ってしまうのもなんですが・・・私にとって、今までの「007」は、観終わった後でスカッとする様な気持ちの良い映画では無かったです。どうもストーリーよりもセクシー路線重視に思えて気に入らなかったです。
ところが、今回の最新作は余りCGを使わず生身の身体をフルに使ってハードに攻めて来ました。奇抜さ、派手さ、セクシーさよりも、ベーシックでよりリアルさを追求したスマートな感じになっていました。前半が始まってすぐに、マット・デイモン主演の骨太スパイアクション映画「ボーン・アイデンティティ」を意識して作ったんじゃないの?と思った位、CGに頼らず主人公の極めて高い身体能力をフルに活用したハードボイルドタッチになっていました。
中でも前半のアクションシーンはテンポが良く、オープニングからいつでもどこでも、ボンドが走る走る! CGもなしで、あの”鬼ごっこ”は見応え有りました。その追跡劇は、前にTVのバラエティー番組で紹介されていた「ヤマカシ」とか言うグループのパフォーマンスに似ていました。ストリートロッククライマーとでも言うのでしょうか?数人で高い塀を物すごいスピードで乗り越えたり、ビルの屋上から屋上を命綱無しで飛び越えて行っていた映像を思い出しました。
カジノでのカードゲームの場面は一つのクライマックスだと思うのですが、イマイチどっちの手が強いのか?をハッキリ知らないので、観ている私が勝者を知るのがワンテンポ遅れるので、そこがちょっと「おぉ~!」と言う緊迫感を感じる事が出来なかったのが残念でしたわ。
フルハウスとかロイヤルストレートフラッシュとかの名前は聞いた事が有るけど、パッとカードを見て勝者が分からないのでね!そこがこの映画の醍醐味なんでしょうに!おいてけぼり!(笑)ポーカーの詳しい解説は『ウィキペディア(Wikipedia)』に載っていますので、興味の有る方は覗いてみて下さい。
そのカジノでのシーンや、全体を通しても言えるけど、ボンドガールのエヴァ・グリーンさんのお化粧が濃いぃのが気になりました。パンダ系メイク!?あまり綺麗に見えなかったし、ゴージャスには見えなかったなぁ。あのネックレスは、どう見てもオジサンがよくやってるループタイにしか見えなかった(笑)。そして、ストーリーの後半はちょっと失速気味で途中へんな拷問が有ったり、悪役が入れ替わり立ち代わり乱入してきて、あれは誰?と言う感じで、あっ気なく幕が引かれてラストへ行ってしまいました。
最初に書いてますが、この映画に思い入れがない分キャスティングに別に文句は無いのですが、ボンド役のダニエル・クレイグって、この映画の為にジムに通ってムキムキなマッチョの身体に鍛えたらしいのですが・・・、ちょっと油断すると老け顔になっていたりします。
だから余計に顔だけ見ていたらどうしても”ひ弱”な感じがするので、あまり顔と身体が合っていない感じがしました。さすがに、カジノでのシーンでビシッとタキシードに身を包んだ姿はカッコ良かったですけどね。目はキレイなブルーアイなんですけどタレ目な分、惜しい事に悲壮感や緊迫感が伝わり難い人ですね(苦笑)。でも2時間24分も有ったとは思えないくらい、「007」苦手派の私でも楽しめましたわ。
最後に米批評サイト Rotten Tomatoes の評価を載せておきます。
批評家の評価が94%、観客の評価が90% で珍しくどちらも高評価でした。
★ちょこっとトリビア≫
◇主演のダニエル・クレイグが、彼の金髪を役作りのために茶色に染めるようにプロデューサー陣から言われていたが、断固拒否。染めろコールのそもそもの発端は、彼に対する、「ボンドのイメージと違いすぎる!」との007ファンからのいろんな非難の嵐の中で、特に目立っていたのが「髪が金髪だ」というクレームだったらしい(苦笑)。髪を染める代わりに、髪を短く切って粗暴な出で立ちにすることをダニエル・クレイグ自ら提案して、それが採用されたそうです。そう言えば冒頭のシーンはボンドにしたら粗暴!(笑)
◇「007/カジノ・ロワイヤル」が公開されて1週間足らずで既に観客からミスの嵐を指摘され、史上最もミスの多い映画トップ20に入ってしまいました。「映画の撮影や編集作業のミスで、一連のシーンなのにつじつまの合わないこと・あきらかに失敗なショットが多く見つかった」そうです。すでに12のミスが見つかっているそうですが、どこがおかしい所か分かりました?(?_?)
私は、映画館で観ていて1箇所だけ見つけました!(^_^)v
例えばカジノの外に停めたボンドの車の運転席側ドアが、最初のシーンでは開いているのに次のシーンでいきなり閉まっていたり、航空機と車の衝突を防ぐシーンで、ボンド役のダニエル・クレイグ(写真)のパンツのスソから白いスタント・スーツがのぞいてしまっていたりなど。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。
まことに適切と思います。
今回はCGや新兵器に頼らず、
原点回帰、というところでしょう。
冒頭のシーンはヤマカシ真っ青って感じでした。
>今までのボンド映画に関する考察。
>まことに適切と思います。
★あんまり見てないのに、言い過ぎかとも思いましたが・・・(^^ゞ
何か出てくる女性がボンドカー並みに、道具みたいなポジションに
感じていたのでね!ボンドガールと言うネーミングもアイテムっぽいでしょ!?(笑)
>今回はCGや新兵器に頼らず、
>原点回帰、というところでしょう。
>冒頭のシーンはヤマカシ真っ青って感じでした。
★そうでしょ!?ヤマカシを想像しましたよね!?
あのスピード感は凄かったです。
CGは凄い事が出来て当たり前だから、感動とか驚きは無いけど、
やっぱり、生身の人間の超人的な業には脱帽ですね。
テンポも良く、時間は感じませんでしたね。
私もこのシリーズ特別思いいれはないのですが、とても楽しめました。逆に次回作が楽しみになりました。
最初、始まる前は、上映時間が約2時間半かぁ、
トイレは・・・ってトイレの心配してました。(笑)
でも、いつの間にか気が付いたらエンディングになってましたわ。
次回作はどんなボンドになってるのかしらね!?
>フルハウスとかロイヤルストレートフラッシュとかの名前は聞いた事が有るけど・・・パッとカードを見て勝者が分からないのでね!そこがこの映画の醍醐味なんでしょうに!おいてけぼり!(笑)ポーカーの詳しい解説は『ウィキペディア(Wikipedia)』に載っていますので、興味の有る方は覗いてみて下さい。
私もルールが分かっていれば、もっと映画を楽しめたのに!と悔しい思いをしました。
『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみます。(笑
変なところに反応してすみません。
TBありがとうございました。
ポーカーのルールは観客が知ってるものという
前提で映画が作られているため、
ちょっとわかりにくいですよね。
私もポーカーの役自体は知っていますが、
賭けの手順等はよく知らないので、
ちょっと戸惑う場面もありましたよ^^;
>私もルールが分かっていれば、もっと映画を楽しめたのに!
>と悔しい思いをしました。
★ヨーロッパとかアメリカなんかはポーカーって
ポピュラーなゲームなんでしょうか?(?_?)
映画にはよく出てきますけどね。
だから組み合わせの名前くらいは知ってますけど、
その場が過ぎれば忘れてしまいますから!
>『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べてみます。(笑
>変なところに反応してすみません。
★どんな話題でもコメントして頂けると嬉しいです!(^_^)v
この感想を書いている時に、ウィキペディアなら載ってるかも?と思って
検索してみたら、やっぱり詳しく載っていました。
ウィキペディアは重宝しますね!
>ポーカーのルールは観客が知ってるものという
前提で映画が作られているため、ちょっとわかりにくいですよね。
>私もポーカーの役自体は知っていますが、賭けの手順等はよく知らないので、ちょっと戸惑う場面もありましたよ^^;
★そうですよね。イチイチそう言うゲームのルールまで説明されても
ダレルし、上映時間が3時間越えてしまいますからね!(笑)
私は、あのビスケットみたいな四角いのや丸いチップが
行き交う時しか、勝敗を判断する事ができませんでしたから・・・
でも雰囲気で流しましたから気にはなりませんでしたけど。(笑)
エヴァ・グリーンのメイク、確かにパンダ系でしたね。
なんであんなに濃くしちゃったんでしょ。
コメントありがとうございました。
お化粧の濃いのはカジノと言う場所柄かとも思ったんですけど、
でも、あの方、元々あぁ言うメイクみたいですね。
前にTVで映画のインタビューを受けている姿を見ましたけど、
やっぱり、目の周りが黒かったです。