みち子の長崎絵日記

シニアライフを元気で楽しく輝いて過ごしましょう!

我が家、とは、

2014-03-02 17:19:11 | Weblog
K子さん、どうしているかな?
あんなに帰りたっかた我が家に帰れなくて転院して行った。
家に帰る、と頑張って歩行器にすがって歩く稽古をしたけど、ベッドから1メートルも歩けなかった。
病院側は一人暮らしは無理だと、老人病院を紹介して、本人も仕方なく転院して行った。
家に帰りたい帰りたい、と言いながら。
誰も待つ人がいなくても、「我が家」は帰りたくてたまらない処なんだね。

隣のベットのばあちゃんは、見ず知らずの私を捕まえて「家に連れて帰って、○町に行けばすぐ分かるから」
と事細かに我が家がある街をせつめいする。
誰も迎えに来ないのに、毎日、お迎えを待っている。

私は日頃、あまり、ありがたくも思わないで住んでいる築35年の我が家、
こんな不便な田舎に住みたくない、と思っているが、
帰れない、となったら、恋い焦がれるだろうか、
帰りたい帰りたいと、思うのだろうか。

写真は、私の「我が家」です。
  海が見える、東南の角地です。




畑が待ってるよ~~~

2014-03-02 16:41:11 | Weblog
F子ばあちゃんは、今日も畑に登る。O脚の足を引きずりながら。
痛くても、辛くても、一歩一歩、ゆっくりゆっくり、
そしていつかは畑に着くよ。

私がもっと元気だったころは、ばあちゃんの荷物を持って畑まで登ったこともあったよ。
でも私も年取って出来なくなったよ。

ばあちゃんは、じいちゃんと長年手塩にかけて愛しんだ畑を、
トシを取ったからと言って、じいちゃんが死んだからと言って、見捨てるわけに行かないのだよ。
子供は居る、でも子供たちは山の畑のは行かない。