かすかべみてある記

日光道中第4の宿場町・粕壁宿を忠心にクレヨンしんちゃんのまちかすかべをみてある記ます。

日光道中粕壁宿・八丁目という地名

2023-03-06 19:30:00 | 地域発信情報

公開日:2021/01/24・更新日:2023/03/06
しい地名
 かすかべにも、珍しい地名があります。それは「八丁目」という地名です。

 住所の表記は春日部市粕壁一丁目のように春日部市〇〇の後に〇丁目〇〇番〇〇と表記されるのが普通だと思っていましたが、この地域は春日部市ときて、いきなり八丁目〇〇番地。つまり八丁目が字なのです。


信号にも

 

 その地名の由来については、その昔、この地域が川(多分大落古利根川)の氾濫で不作が続き、農民が困窮したため、願い出て、八丁(町)の年貢を免じられたことから「八丁免」転じて「八丁目 」となったと言われています。

 これはあくまでも私見ですが、南北朝時代、春日部重行公が下河辺荘春日部郷の荘園の地頭職だった頃、この地域は、税負担を軽くする租税免除の地として認められた「免田寄人型荘園」だったとも考えられます(想像です)。


 春日部駅東口から公園橋通りを直進、古利根公園橋を渡り、しばらく行くと八丁目(中)交差点があります。その手前の左側には、



広い駐車場、ドライブスルーもあるマクドナルド春日部八丁目店。

そして右側は


回転寿司チェーンのスシロー春日部店


 さらに道路を挟んで手前にイタリアンが美味しい地元の名店


羅布乃瑠沙羅英慕 春日部店

 お寿司にイタリアンそしてマック、グルメ街道とは言えませんが食べる楽しみはある所です。

 終わり

日光道中粕壁宿•白い猫発見!!

2023-03-02 19:30:00 | 地域発信情報
 先日、散歩がてら古利根川沿いを歩いていたら、何やら白いものがいるのを見かけました。



 何だろうと少し近づいてみると白い猫でした。全身真っ白、結構太っていて堂々と歩いていました。

 以前、粕壁神明社に白い猫が2頭いましたが、それとは少し違うようです。

 第一神明社の猫は保護団体に保護されたはずでいるわけありません、


悠々と



 振り向きもせず、行ってしまいました。
ノラちゃんなのか、飼い猫かわかりません。逃げ足が早いのであっというまでした。

 何処に行ってたのかなぁ、少し気になります。再び会えると嬉しいのですが。

日光道中粕壁宿・秋葉神社

2023-02-22 19:30:00 | 地域発信情報

公開日:2019/04/26•更新日:2023/02/22

前回からの続き…

◆小さな秋葉神社

春日部駅西口の南側300メートル程の地下道入り口のすぐ前にある神社が「秋葉神社」(秋葉社)です。   

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地下道の前に

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秋葉神社の正面 小さな神社です。

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説明板

秋葉社の由緒

 

 この神社は、秋葉社(あきばさま)と申し、火の神さま(かぐつちのかみ)と、水の神さま(みつはのめのかみ)の二神(ふたはしら)をお祀りしてあります。

 

 火の神さまは、わたくしたちに、火をわけてくださるために、いつもこれを護っていらせられますが、この神恩(おかげ)を忘れて、大切に取扱わないときは、神さまの御心(みこころ)にそむきますから、消えたり、または、禍(わざわい)と変わって火事をまねきます。

不要(いらない)(※ママ)火は、神さまへお返しするという心がけをもてば災難は起りません。

 

 水の神さまは、わたくしたちの生命を、つなぐ水を護っていらせられ、雨を降らせて、水の源(みなもと)をつくり、また田畑を潤して作物のみのりを与えてくださるのです。

 この神社は、むかし、粕壁宿の名主、多田次郎兵衛(ただらじろべえ)が、おまつりしたものですが、たいへん御利益があるというので、多くの人が人防神(ひぶせのかみ)として参拝し神恩に感謝しております。

 

かぐつちの  神のいかりの  しづめとや

   

あきはのもりに  雨は降るらん

  

明治十七年社殿再建記念 春日部 考純

 例祭 夏季    四月 第二 日曜日

    秋季 十二月 第二 日曜日

 

 平成十二年三月吉日 富士見町会 

※印の箇所の不要「は」は文脈的に「な」の誤記載でしょうか。いろいろな案内板を見ますが、お書きなった人も案内板を読む人も案外気がつかないものですね。

◆ご祭神・由緒・沿革

郷土史家の須賀芳郎氏によれば、

秋葉神社【中央一丁目】

ご祭神は

火産霊命(ほむすびのみこと)

由緒・沿革

鎮座年月日は不詳。古来よりこの地に鎮座し、火防の神として広く崇敬されている。
口碑によると、或る年の十二月、北西の風が強く吹く夜のこと、粕壁宿の名主多田次郎兵衛の邸内の裏手【多田家の屋敷は日光街道から現在の春日部駅西口広場あたり迄の広大な屋敷であった。】に何物かが落下した凄い地響きがあった。家人が驚いて飛び出して見ると、六尺余りの大槍を携えた一人の六部【修験者】が立って居た。次郎兵衛は驚き騒ぐ家人を制止して、六部を客間に招じて丁寧にもてなした。数日後、六部は笈の中から一個の包みを取り出して次郎兵衛に与えると、別れを告げ風のように消え去った。次郎兵衛が何気なくこの包みを解いてみると、中から現れたのは、秋葉権現の御神体であった。次郎兵衛はさては今の六部は秋葉山からの使者か、または秋葉権現の化身に違いないと怖れて、六部の降り立った場所に祠を建てた。これが当秋葉神社であると伝えられている。

史料の『新編武蔵風土記稿』・『武蔵国郡村誌』には、その記載がない。

この神社は、元は春日部駅西口左手の銀杏の木がある場所に鎮座していたが、西口区画整理事業によって現在地に移転した。

境内内の石碑

社前に奉納記念碑がある。

碑文はつぎのとおり。 

かぐつちの  神のいかりの  しずめとや

   あきはの森に  雨は降るらん

 

明治十七年三月 春日部孝純

【春日部孝純とは、元粕壁宿名主で初代粕壁町長多田亀十郎】

(引用:ふるさと春日部『春日部の神社』須賀芳郎/著 1996年)

なお、多田次郎兵衛は、江戸末期、幕末時の粕壁宿名主であった関根(明治期に改姓)次郎兵衛孝凞(安政四年五月二十一日没七十五歳)のこと。孝純氏は、次郎兵衛の子。 

境内

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入り口にある手水舎
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手水舎の側面には『上町  仲町  山中』と旧町名が刻まれています。神社がある所も粕壁の宿内だったことが分かります。

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「秋葉社々務所増築記念石碑」(昭和50年10月建立)「昭和45年10月18日 都市計画法に基づき春日部駅前西口よりこの地に遷宮」と刻まれています。

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「鳥居建設記念碑」(大正11年1月12日建立)

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文字は読めません。神社の由緒などが刻まれている石碑ではないようです。



秋葉神社跡地の夫婦松

 前回に続き「秋葉神社」のことを書いてきました。多田家が、個人的に、祠を建てて火防の神を祀ったと言うことから、いかに火事を恐れていたかがよく分かります。宿場全体の安全を祈っていたのだと思います。

 

終わり

 

【秋葉神社】

 

 

 

 

 


日光道中粕壁宿・秋葉神社跡の夫婦松

2023-02-18 19:30:00 | 地域発信情報

公開日:2019/04/24・2023/02/18

◆秋葉神社の夫婦松

 春日部駅西口にも歴史を感じられる場所があります。 

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 現在の「秋葉神社」は、春日部駅西口の南の地下道脇に鎮座していますが、もともとは春日部駅西口のすぐ近くにありました。

 そして、その「秋葉神社」があった跡地には、ご神木のイチョウの木が残っています。

 そのイチョウと松の木は、「秋葉神社の夫婦松」として市民にも親しまれています。

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右は松の木、左はイチョウの木 

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左側は松の根元 右側はイチヨウの根元
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左側はイチョウの根元 右側は松の根元

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上の方は別々の木

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石碑

秋葉神社の夫婦松 

 

天然記念物 

  昭和63年7月25日 市指定

 

 秋葉信仰は、江戸時代の中頃、三河(現在の愛知県)の三尺坊という修験者が呪術により火災の厄を払ったことに始まり、その後、全国的な流行となったものといわれ、

秋葉社は火防の神として現在でも多くの信仰を集めています。この秋葉神社は、江戸時代に粕壁宿の名主多田次郎兵衛が個人的に祠を建てて祀ったものといわれていますが、東武鉄道の敷設により敷地が分断され、後に区画整理によって、神社は春日部駅南側の地下道横に移転し、神木としてのイチョウだけがそのままの姿で残されたものです。

 このイチョウのうち南側の1本は、松が根元で一緒になっており、地上1メートルほどの所からそれぞれ分岐し別々の木となっています。その姿の珍しいことから、秋葉神社の夫婦松とも呼ばれ親しまれています。この夫婦松は、形姿上、植物学上貴重であり、昭和63年7月25日春日部市指定天然記念物に指定されました。 

 

平成元年3月 

春日部市教育委員会 

   春日部市文化財

 調査委員会

 この案内碑は、光線の具合でとても読みにくいですが、読める時に数行ずつ読み、なんとか文章にしました。

 イチョウはご神木なのに、夫婦銀杏(イチョウ)ではなく、あくまでも「夫婦松」なんですね。 

多田家

 それにしても、多田家の敷地は相当広く西口駅前ロータリー付近まであったそうです。つまり自分の敷地に東武鉄道が通ったと言うことですね。

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かすかべ大通りの「仲町郵便局」付近に多田名主の屋敷がありました。(郷土資料館のジオラマ、許可を得て撮影、少しピンボケでした。)

秋葉の火祭り

秋葉の火祭りいえば、のちに街道一の大親分となるあの清水次郎長が、遠州の大親分黒駒勝蔵を相手に秋葉の火祭りの夜に大暴れして、見事喧嘩に勝ち、めでたく清水一家が誕生するという広沢虎造師(二代目)の浪曲で、子どもの頃ラジオでよく聴いていました。

参考までに、秋葉神社のホームページは、こちら

↓↓

秋葉山本宮秋葉神社

鉄道高架事業で

 ところで、ふと思ったのですが、現在鉄道高架事業が始まっています。鉄道が高架になると、恐らく駅舎も変わり、この夫婦松は一体どうなるのでしようか? 

  工事は徐々に進んでいますので結構気になります。まさか、切られることはありませんよね。これからも見守っていきたいと思います。


【秋葉神社の夫婦松】

現在の「秋葉神社」については次回に。

次回に続く…


かすかべのあま〜い生活・・・

2023-02-14 19:30:00 | 地域発信情報
 今月2月4日、民放地上波テレビ東京で
 この番組、昔、キンキンこと愛川欽也さんがMCの頃は良く視ましたが、お亡くなりになってからはこの番組を視尊人はありません。イノッチこと井ノ原快彦さんごめんなさい。

でも今回はかすかべのお店が数店、紹介されるとのことで、録画までして視ました。

特に、カリスマパティシエのいるお店は

↓↓

カリスマパティシエ|2023年2月 4日|出没!アド街ック天国:テレビ東京

埼玉の洋菓子は、敏腕シェフたちのおかげでハイレベル。【アングランパ】フランスの伝統菓子を手がけるパティスリー。名店「オーボン ヴュータン」で修業したシェフパテ...

テレビ東京

 

 記事にあるように、『菓子工房 オークウッド』さんは、洋菓子の名店。オーナーの横田さんはパティシエのワールドカップと言われる大会に日本代表として出場、国から現代の名工にも選ばれた、まさしくカリスマパティシエ。春日部が誇る洋菓子店と言っても良いでしょう。

場所は、旧倉松公園の川を挟んで反対側



右は旧倉松公園 左は『オークウッド』


駐車場、空いているな?


オシャレな建物


嫌に空いているなと思ったら、それもそのはず、水曜日はお休みなのでした。トホホ。
 
 場所が分かりましたので、一度行ってみたいと思っています。

 なお、6位の『みどりスーパー』さんの生クリームたっぷりの「プリンパン」が紹介されましたが、場所がわからず、今回はスルーしました。

 終わり