かすかべみてある記

日光道中第4の宿場町・粕壁宿を忠心にクレヨンしんちゃんのまちかすかべをみてある記ます。

日光道中粕壁宿・倉松落大口逆除「めがね橋」(其の一)

2023-07-24 19:30:00 | 地域発信情報

公開日:2019/04/10•更新日:2023/07/24

◆埼玉県指定文化財『めがね橋』

 市内・八丁目地内に市内15軒目の埼玉県指定文化財(有形文化財『建築物』)の通称めがね橋旧倉松落大口逆除(きゅうくらまつおとしおおくちさかよけ))と付(つけたり)倉松落大口逆除之碑(くらまつおとしおおくちさかよけのひ)」があります。

 「めがね橋」と言えば、長崎県長崎市の中島川に架かる国の重要文化財「眼鏡橋」が有名ですが、東武鉄道スカイツリーライン春日部駅東口から北東に歩いて1kmほどの住宅地にも「めがね橋」と呼ばれる「橋」があります。

 しかし、この橋、もともとは「橋」ではなく、洪水が水路に逆流するのを防ぐための樋門でした。

 正式名称は、前述の通り、倉松落大口逆(くらまつおとし おおくち さかよけ)

 この樋門は埼玉県を流れる旧倉松落に設けられたもので、明治24年(1891)に完成しました。 


案内板


詳細は、こちら

↓↓

めがね橋 付 倉松落大口逆除之碑





 かつての樋門は、上部が拡幅され、今は市道が通る道路橋として利用されていて、その美しい形から「めがね橋」と呼ばれています。なお、めがね橋に接合している橋は「大口橋」

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下の出っ張りは「角落とし」と呼ばれる部分。水は濁っています。

 4連アーチは、埼玉県内では、他に現存例がなく、翼壁の最上部にあるレンガの角をのこぎり状に突出させた「角出し(かどだし)」の装飾も珍しいとされています。



写真の右下に僅かに角出し(少し出っ張っている)が確認できます。


 続く…




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