完全リタイア準備のひとりごと日記

セミリタイアして今後完全リタイア準備期間突入。健康や家計のデータ記録ブログ。

腐女子の沼は深い

2018年11月12日 | オタク語り(腐女子妄言もあり)
☆ネット配信漫画アプリで実録系の作品をいくつか読んだ。
テーマは「堕ちた女たち」みたいな感じで、見栄や欲望で借金とかそんな感じのもの。
 50喪女としては戒めや己への警告も兼ねて。

 どれを読んでも、
「私もあの日あの時ちょっと間違ってたらこの通りの人生だったな」
と、思うストーリーが少なからずあって戦慄した。

 ざっくりいうと、「承認欲求」「現実逃避」か〜ら〜の〜「歳だけ食って金がない未来がない」コース。

 オタクじゃない一般の人がインスタとかブログで、「いいね」が欲しくて無茶やるってのはよく聞くけど、あれもお金かかりそうだな。
 ブランド物とかオシャレとかキラキラとか、パリピな私☆友達いっぱいでリア充なの☆とか疲れそう。
 それでも「いいね」が減ると、ライフ削られる心地になる恐怖で、借金してでもキラキラの中に居続けるとか。
 ブランドは興味のない私だけど、「毎日アップしていいねもらわないと死んじゃう病」はかかったことがある。

 昔二次創作のHPを作っていた頃、そのジャンルサイトが登録するリンク集とかあって、そこでアクセスランキングがしっかり出るわけ。
 当時ずーっと一位だったんだけど、そのランキングから落ちるのとかアクセス数が減るとめちゃくちゃ怖くて、毎日どんなに疲れてても何かしらアップしてた。
 ある日二週間近くパソコンが触れない状況になった時。そりゃもうパニック。
 特に一位二位を争ってたライバル(勝手に認定)サイトが破竹の勢いだったから、もうね。

 で、結果。
 二週間サイトを放置して(事情はトークにアップしておいたけど)も、別に何も困ることも怖いこともなかった。
 そこでやっと、「認証欲求への依存症」になっていた自分を自覚。
 サイト更新もゆるゆるにして、ランキングとか気にしないで好きなものを描いていたら、普通に自然とジャンル熱が落ち着いて円満閉鎖になった。

 ネットで作品アップの前は、二次創作をオフライン(つまりコミケなどの同人誌即売イベント)活動していた頃は、体力もお金も時間も半端なく惜しみなく使い込んでいた。
 これも、毎回イベントに新刊を出さないと!って使命感みたいなものに突き動かされていた。
 私の幸いだったことは、本があまり売れなくて人気作家には程遠かったこと。
 お金使っても在庫という名のピラミッドが狭い部屋に建築されていけば、そりゃ心が折れますわな。
 コミュ障だったので人間関係のいざこざを起こし、オフラインから身を引いた。

 昔だったからイベント参加も面倒なことが多くて、本を作るのも今みたいに少部数から刷れたりフルカラーに手が出なかったりもした。
 あの時自分の認証欲求を満たすほどの人気が出てたら、人気ジャンルを渡り歩くイナゴ描き手になって、まともに仕事してなかったんじゃないかな?
 実録漫画にもそんな腐女子の話がちらっと出て来た。

 あと私のラッキーなことは、ある程度大人になって引退してから二次創作界隈が賑わって来たこと。
 今は原作に人気が出たらアニメ化舞台化ゲーム化オリジナルのストーリーでの映像化など、なんとも腐女子に優しくなったことよ

 2.5次元と呼ばれる舞台の追っかけを日本全国行きまくっていたら、そら楽しいだろう。
 お金も半端なく出るだろうし、我が人生に悔いなし!とかなるだろう。
 その辺にはまっていないのは大きい。

 物欲も消えて来たので、グッズは3つほどしか持っていない。
 原作コミックスという名の経典だけがあればいい。
 アニメも別物。

 コミュ障というのも幸いで、ネットでもリアルでも引きこもりだから、付き合い上仕方なく……という展開がない。
 誘い誘われもない。
 はまったら楽しい世界がいっぱいあるのはわかっているけど、はまっていたら悲惨な実録漫画の主人公だった自信もある。
 なんか紙一重でいろいろ避けられて来た。
 ちゃんと趣味とかリアルを一線引いて付き合っていける人はすごいと思う。

 今年相応に健康で仕事もあって住むところも確保できていて、貯金もそこそこあって着る物も食べるものも困ってない。
 これだけで満足だ。
 少なくともキラキラ女子を盛るために借金するコースはないなと思う。