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今月初めに出かけた奈良の旅。
もうしばらく、おつきあいのほど、お願いいたします♫
(あいかわらず、年末の現実逃避中・・・w)
この旅で、「藤原宮跡(フジワラキュウセキ)」 を歩き、
初めて、きちんと大和三山を認識、感激しています。
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(とにかく広い藤原宮址、感動!)
大和三山とは、
奈良県橿原市にある三つの山。
天香久山(アマノカグヤマ アメノカグヤマ)
畝傍山(ウネビヤマ)、耳成山(ミミナシヤマ)。
どれも200m以下の標高ですが・・・
古典の世界では、超・有名!
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(列柱の向こう、低い山が天香具山)
持統天皇の
「春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天の香具山 」
など、大和三山は、万葉集に歌い込まれていますもんね。
わたしも、学生時代に、
「万葉集」を勉強させられたけれど・・・
あの頃は、全然興味がなくて・・・
今の年齢だからこそ、
その良さに気づけたのかもしれません。
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(列柱の間にあるのが耳成山)
これからは、とっても個人的な話です。
今、そろって94歳の義両親。
義父は短歌を趣味にしていて、
短歌の会で「万葉集」を学んだせいか、
「また奈良に行きたい」と、ずっと申しておりました。
残念ながら、義母は、究極の出不精。
しかも、その頃から、
歩くのにも難儀し始め、旅行どころではなく・・・
既に、義父も、ひとり旅の自信はなく、
たぶん、息子(ぴあ野・夫)に
一緒に行って欲しかったんだろうなぁと・・・
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(手前の低い山が畝傍山)
その頃、夫と、話したことがあります。
私「おとうさんと、奈良に旅行してきたら?」
夫「ぴあ野は行くの?」
私「え、わたし、行かないでしょ。
おかあさんだけが留守番になっちゃうじゃない。
(おかあさんが、むくれちゃうよ~)」
夫「じゃ、オレもイヤだよ・・・」
・・・・「イヤだよ」って
そんな身も蓋もない・・・
その後も、何度か、夫に「父子の奈良たび」を
振ってみたのですが、
結果は、いつも同じこと・・・
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(資料館の藤原京の模型)
まあ、親子関係は、いろいろですもんね・・・
もし、わたしの父が元気で、同じ場面だったら
弟は面倒臭そうな顔をしつつも、
内心喜んで、父を連れて出かけそうな気がするけど・・・
義両親と夫の親子は、私の実家と比べると、
なんだか、よそよそしいので
仕方がないのかも・・・
あれから、もう何年?
もはや、義父が奈良へ出かけるなんて
無理だろうなぁ・・・
大和三山をながめながら、
幻にもならなかった、
「父子の奈良たび」を想ったのでありました。
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最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。
「藤原宮跡」に感動のあまり、
セカンドブログまで、アップしております。
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