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事情で予定より遅れたが、カリフォルニアに戻ってきた。
まず感じたことは、暖かい!
厚いコートなど全然いらなくて、セーターで汗ばむ日もある。
20年ぶりという寒波に襲われている日本から来ると、嘘のよう。
本来、今は雨季でカリフォルニアでは毎日のように雨が降るはずらしいのだが、今年はこの30年来はじめての雨の少ない年だとかで、青空が広がる日もある。サングラスが必要な太陽に誘われて散歩に出ると、この季節の花の水仙や沈丁花だけでなく、桜まで早くも花をつけていた(写真の白い花。後ろの黄色いのはミモザ)。dishesとよばれるハイキングコースとして人気の高い裏山では、リスがたくさん土の中の巣から顔を出していた。暖かさで緑の草も芽吹いている。そしてなんと、白鷺まで見た!(カメラを持っていなかったのが、とても残念)
そういうわけで、目下はとても過ごしやすい気候の日を送っているのだが、こちらでは夏の渇水が心配されている。雨の少ない冬でも、山の上のタホ湖のスキー場の周辺ではしっかり雪がつもって、このあたりの水甕になってくれるはずなのだが、今年はそちらでも降っていないらしいのだ。
どこでもこれまでにない気候変動が起こって、人間は振り回されている。
日本ではまだ厳しい寒さが続いているようだ。東京も氷点下が珍しくない冬だが、仙台のあたりではマイナス10℃くらいまで下がるとか。防寒対策が不充分な仮設住宅に住む人たちは、今を生きることに精一杯な毎日を送っておられるという。早く皆がホッとできる春が訪れますように。