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日本大学文理学部で、馬立誠元『人民日報』編集委員の講演会「日中の和解は戦後70年の最良の記念である」を開催した。
馬立誠氏は、2002年に「日中関係新思考」で過激なナショナリズムをいさめて日中で東アジア共同体を建設することを提唱して大きな反響を呼んだ著名な中国の知識人だ。日中関係が悪化している中だが、日本との和解を進めることが重要だ、という持論を力強く語ってくださった。
学外からの市民・研究者・マスコミ関係者など50人余を含む学生など百数十人が参加した講演会は、活発で率直な意見や質問が学生からたくさん出て、誠実に持論を展開する馬氏と実のある交流になった。
通訳は、馬氏の友人で彼の近著『憎しみに未来はない』(岩波書店、2014年)の訳者でもある文理学部非常勤講師の及川淳子氏。いつもこのような貴重な機会を日大の学生に与えてくださってありがたい。
懇親会も、学生を含む参加者多数で大いに盛り上がって歓談できた。
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