さて現在、"石原さとみ"主演で上演中の舞台"密やかな結晶"。
私、既に2回も観に行っちゃってるんですが(笑)、実は、舞台の原作の、"小川洋子"の小説"密やかな結晶"を、公演前にGETしてたんですよね...(爆&笑)。
で、舞台のチケットに特典で付いてた"石原さとみ"のPhotoカードに、「原作読んでから見てもなお面白いかも」ってメッセージが在ったのに、結局、読む時間が取れずに、原作は読まずに観たんです、舞台...(爆&汗&笑)。
な中、今回3連休ってコトもあって、こりゃ読んでみるかね、原作??って思い、時間を作って一気に読んでみましたっ!!!??
って、この先、盛大にネタバレ有りで、引いては舞台のネタバレにも成ってるので、御注意をっ(爆&笑)!!!??
って結論から言うと、舞台を観てから原作を読むって流れで正解でした♪
当然の様に、原作の方が内容が濃いんですよ、色々と細かいトコまで描かれてるから。
その全てを舞台に上げるのは無理があるし、かと言って一部抜粋も如何なモンだ??って感じだし...(爆&笑)。
な中、原作では1人の人物に割り当てられた設定を舞台では2人に振ったり、シチュエーションや時系列を変えたりして、上手く戯曲化してるなぁ〜って思いました(感心&笑)。
既にパンフレットとかでも語られてますが、舞台での"R氏(鈴木浩介)"と"フォーゲット(山内圭哉)"が兄弟って設定は原作に無い様ですが、実は設定ドコロか、"フォーゲット"なんて人物は原作には出て来ません(爆&笑)。
秘密警察は、単に秘密警察として登場し、驚異として存在してるだけです。
"おじいさん(村上虹郎)"も原作では、若い姿なんかじゃなく、普通に"お爺さん"として登場しています(爆&笑)。
でも、台詞に関しては、その儘、舞台でも使われているモノが多く、そういったシーンを読んでる時は、舞台の様子が蘇りました♪
というか、舞台と同じ台詞も、全く出て来なかった台詞も、小説内の登場人物の言葉が、それぞれ"石原さとみ"、"鈴木浩介"、"村上虹郎"の声に脳内変換されて読めたので、或る意味、舞台で描かれなかった部分も全て、私の脳内で舞台化された様な状態で、この辺が、舞台を観てから原作を読んだコトの、最大のメリットだったんじゃないかと思います(嬉&笑)。
ホント、読んでて楽しかった♪
と、そんな舞台で描かれなかった部分に、とても印象的なシーンが多くて、例えば、小説家な主人公の"わたし"が書いてる小説の内容が、"密やかな結晶"のストーリーに突然、割り込んで存在するんですが、そちらのストーリーも面白くて、もう一つの小説を読んでる気分に成りつつ混乱もさせられました(爆&笑)。
だって"わたし"が書く小説って、どれも何かを失った(失う)主人公"の話ばっかしなんですもん(爆&汗&笑)。
でも楽しかった♪
それと原作では、秘密警察に連行された家族が飼ってた"犬(ドン)"が登場するんですが、連行後に放置状態だった"ドン"を、"わたし"が引き取るんです。
それから頻繁に、"ドン"とのエピソードが描かれるんですが、次々と何かが"消滅"して行くし冬は続くし秘密警察は横暴だしと、暗澹たる島の中で、"ドン"の無邪気さが愛おしくて、それ故に切なくて、"ドン"の登場シーンでは、ただ、はしゃいでるだけの"ドン"に、何度、涙しそうに成ったか...(爆&笑)。
この、"わたし"が描く小説(ストーリー)と、"ドン"の存在が、とても心に染みて、これらに出逢えたっていうのが、舞台の原作っていうのを超えて、読んで良かったぁ〜♪って思いました(笑)。
てか舞台では、この"島"って、"DASH島"??っくらいな小さな島って印象だったんですが、原作での島は、かなり大きいです(爆&笑)。
"わたし"の父親が通ってた"鳥類研究所"や、"バラ園"、"図書館"なんかも登場しますし、"おじいさん"は港のフェリーに住んでるし、彫刻家だった"わたし"の母親がアトリエにしてた別荘に行く為に、特急列車に乗ったりもしてました(爆&汗&笑)。
ちょっと想像を超える大きさで、ちょっと戸惑っちゃいました(汗&笑)。
それと、他の登場人物の名前(乾とか)や"わたし"の家の間取り(和室とか)から、何処かは限定されてませんが、この島、明らかに"日本"ですね(爆&汗&笑)???
舞台的には、"架空の島"って感じだったので、その辺、驚き戸惑いました(汗&笑)。
な中、舞台じゃラスト、時間は掛かるかもだけど、きっと世界は良い方向に向かって行くよ!!!って感じの、希望を残した終わり方でしたが、原作のラストは、救いが無かった気がします(爆&汗&笑)。
あれって、隠し部屋に"わたし"を残した儘、"R氏"は妻子の元に返っちゃうんじゃないかしら???
あ、違うか、あの流れなら妻子も"わたし"状態なんだ...(爆&汗)。
やっぱ、救いが無いなぁ...(爆&汗&笑)。
でもでも、久々に読んだ400ページを越える小説だったし、内容も、めっちゃ面白かった♪
なんか凄く余韻が残ってて、気怠い感じがイイ心地です(悦&笑)。
と、そんな感じの小説"密やかな結晶"なんですが、私が持ってるのって、文庫版じゃないんですよね。
多分、発行日的にも、本気の初版な気がします(爆&笑)。
ので現行版と、装幀も違う???
ってコレも奇跡的なんですが、装幀、"望月通陽"なんですよね(驚&笑)!!!??
って実は私、作品集を持ってるくらいに好きなんです、"望月通陽"(爆&笑)。
なので、"石原さとみ"が読んで舞台化した原作の装幀が"望月通陽"とか、どんだけ繋がるんだって感じの"悦"連鎖で、私の周囲、奇跡が多いなぁ...と(爆&汗&笑)。
ふぅ。
なんにしても、読んでる時の気怠い空気感が忘れられず、なかなか時間を作れなさそうだけど、また、あの"島"に行ってみたいなぁって思ってます(笑)。
私、既に2回も観に行っちゃってるんですが(笑)、実は、舞台の原作の、"小川洋子"の小説"密やかな結晶"を、公演前にGETしてたんですよね...(爆&笑)。
で、舞台のチケットに特典で付いてた"石原さとみ"のPhotoカードに、「原作読んでから見てもなお面白いかも」ってメッセージが在ったのに、結局、読む時間が取れずに、原作は読まずに観たんです、舞台...(爆&汗&笑)。
な中、今回3連休ってコトもあって、こりゃ読んでみるかね、原作??って思い、時間を作って一気に読んでみましたっ!!!??
って、この先、盛大にネタバレ有りで、引いては舞台のネタバレにも成ってるので、御注意をっ(爆&笑)!!!??
って結論から言うと、舞台を観てから原作を読むって流れで正解でした♪
当然の様に、原作の方が内容が濃いんですよ、色々と細かいトコまで描かれてるから。
その全てを舞台に上げるのは無理があるし、かと言って一部抜粋も如何なモンだ??って感じだし...(爆&笑)。
な中、原作では1人の人物に割り当てられた設定を舞台では2人に振ったり、シチュエーションや時系列を変えたりして、上手く戯曲化してるなぁ〜って思いました(感心&笑)。
既にパンフレットとかでも語られてますが、舞台での"R氏(鈴木浩介)"と"フォーゲット(山内圭哉)"が兄弟って設定は原作に無い様ですが、実は設定ドコロか、"フォーゲット"なんて人物は原作には出て来ません(爆&笑)。
秘密警察は、単に秘密警察として登場し、驚異として存在してるだけです。
"おじいさん(村上虹郎)"も原作では、若い姿なんかじゃなく、普通に"お爺さん"として登場しています(爆&笑)。
でも、台詞に関しては、その儘、舞台でも使われているモノが多く、そういったシーンを読んでる時は、舞台の様子が蘇りました♪
というか、舞台と同じ台詞も、全く出て来なかった台詞も、小説内の登場人物の言葉が、それぞれ"石原さとみ"、"鈴木浩介"、"村上虹郎"の声に脳内変換されて読めたので、或る意味、舞台で描かれなかった部分も全て、私の脳内で舞台化された様な状態で、この辺が、舞台を観てから原作を読んだコトの、最大のメリットだったんじゃないかと思います(嬉&笑)。
ホント、読んでて楽しかった♪
と、そんな舞台で描かれなかった部分に、とても印象的なシーンが多くて、例えば、小説家な主人公の"わたし"が書いてる小説の内容が、"密やかな結晶"のストーリーに突然、割り込んで存在するんですが、そちらのストーリーも面白くて、もう一つの小説を読んでる気分に成りつつ混乱もさせられました(爆&笑)。
だって"わたし"が書く小説って、どれも何かを失った(失う)主人公"の話ばっかしなんですもん(爆&汗&笑)。
でも楽しかった♪
それと原作では、秘密警察に連行された家族が飼ってた"犬(ドン)"が登場するんですが、連行後に放置状態だった"ドン"を、"わたし"が引き取るんです。
それから頻繁に、"ドン"とのエピソードが描かれるんですが、次々と何かが"消滅"して行くし冬は続くし秘密警察は横暴だしと、暗澹たる島の中で、"ドン"の無邪気さが愛おしくて、それ故に切なくて、"ドン"の登場シーンでは、ただ、はしゃいでるだけの"ドン"に、何度、涙しそうに成ったか...(爆&笑)。
この、"わたし"が描く小説(ストーリー)と、"ドン"の存在が、とても心に染みて、これらに出逢えたっていうのが、舞台の原作っていうのを超えて、読んで良かったぁ〜♪って思いました(笑)。
てか舞台では、この"島"って、"DASH島"??っくらいな小さな島って印象だったんですが、原作での島は、かなり大きいです(爆&笑)。
"わたし"の父親が通ってた"鳥類研究所"や、"バラ園"、"図書館"なんかも登場しますし、"おじいさん"は港のフェリーに住んでるし、彫刻家だった"わたし"の母親がアトリエにしてた別荘に行く為に、特急列車に乗ったりもしてました(爆&汗&笑)。
ちょっと想像を超える大きさで、ちょっと戸惑っちゃいました(汗&笑)。
それと、他の登場人物の名前(乾とか)や"わたし"の家の間取り(和室とか)から、何処かは限定されてませんが、この島、明らかに"日本"ですね(爆&汗&笑)???
舞台的には、"架空の島"って感じだったので、その辺、驚き戸惑いました(汗&笑)。
な中、舞台じゃラスト、時間は掛かるかもだけど、きっと世界は良い方向に向かって行くよ!!!って感じの、希望を残した終わり方でしたが、原作のラストは、救いが無かった気がします(爆&汗&笑)。
あれって、隠し部屋に"わたし"を残した儘、"R氏"は妻子の元に返っちゃうんじゃないかしら???
あ、違うか、あの流れなら妻子も"わたし"状態なんだ...(爆&汗)。
やっぱ、救いが無いなぁ...(爆&汗&笑)。
でもでも、久々に読んだ400ページを越える小説だったし、内容も、めっちゃ面白かった♪
なんか凄く余韻が残ってて、気怠い感じがイイ心地です(悦&笑)。
と、そんな感じの小説"密やかな結晶"なんですが、私が持ってるのって、文庫版じゃないんですよね。
多分、発行日的にも、本気の初版な気がします(爆&笑)。
ので現行版と、装幀も違う???
ってコレも奇跡的なんですが、装幀、"望月通陽"なんですよね(驚&笑)!!!??
って実は私、作品集を持ってるくらいに好きなんです、"望月通陽"(爆&笑)。
なので、"石原さとみ"が読んで舞台化した原作の装幀が"望月通陽"とか、どんだけ繋がるんだって感じの"悦"連鎖で、私の周囲、奇跡が多いなぁ...と(爆&汗&笑)。
ふぅ。
なんにしても、読んでる時の気怠い空気感が忘れられず、なかなか時間を作れなさそうだけど、また、あの"島"に行ってみたいなぁって思ってます(笑)。