12・518
俳句の読み方?
ボランティアで養護老人施設のお年寄りに毎月ハガキを差し上げていた。
7,8通り書くハガキのネタ本として水原秋桜子編の俳句小歳時記を活用、
俳句を読むためでもなく、まして詠むためでもない極めて変則的な歳時記の読み方だった。
例句を読んでも、ほとんど分からない、分からないのが当たり前、
分からない句を億劫にしないで例句が読める?だが、
時々分かる句、共鳴する句に出会う。
可なり乱暴な読み方をするわりに時々分かる句、共鳴する句に出会。
そのようにして出会った数少ない句を中心に周辺の句が分かるようになり、
裾野が少しずつ広がって行ったような気がする。
広がり過ぎて俳句、短歌、川柳、詩までチョッカイを出して、
詩の同人、覇気の仲間入りまでしてしまった。
今流行の言葉で云えば想定外の出来事が続き、覇気の主宰者、中谷先生からは、
詩人?と賞されたことが数回、極めて名誉なことです。
覇気5月の例会は「俳句と詩」がテーマ、
数少ない分かる句、共鳴した句を膨らませて詩、もどきモノを書いてみよう、と思った。
私にとっては数少ない貴重な句、
「さりげなくリラの花摘み髪に挿し」
(星野立子)女らしい良い句だな、と思った。