12・6・29
みすゞの詩から 数字
二つと三つで五つです
五つの七つで一二です
一年生になりたては
はまの小石を拾って行って
それで算術習います
何万 何千 何百を
わったり かけたり くわえたり
そんな算用する今は
サンタクロスのおじさんほども
小石背負わなきゃなるまいに
かろいえんぴつ一本で
かける数字は うれしいな
私の孫娘は五年生です。
はまの小石で習った算数から
何万、何千、何百と紙と鉛筆の世界へ入ってから戸惑っています。
算数が嫌いです。
嫌いですから算数から逃げようとします。でも
算数ができたらいいなァと云う願望はあるようです。
「アッ!そうか!そうなのか!」とわからせる教え方があるのじゃないか…。
練習問題を山ほど抱えて青息吐息、宿題ですから仕方ありません。
仕方がないからやります。もし、山ほどの練習問題を、
面白そうだ!と思えば山ほどの練習問題を解くことで
ある法則性を発見するでしょう。
「アッ!そうか!そうなのか!」という歓びを味わったら…。
宿題だから、仕方ない、既に取り組み方が極めて消極的です。
既に出来る問題を沢山、沢山こなす、
これだったら出来る、この程度だったらわかる、
取り組む姿勢に肩の力が抜けてゆったりした気分で少し多めに、少し長めに取り組むことができる。
こうすることでコツというか法則性というか、そうしたことを発見できるのじゃないか、と考えます。
法則性を理解させようとする、無理がある。
出来ることを繰り返し、繰り返し、繰り返すことで
自ら発見する喜びを味あわせてあげたい!