12・6・7
「大人のための絵本の世界」
「ブックショップはワンダーランド」を最初に手に取ってクレヨンハウスのことを知り、
落合恵子の「絵本の処方箋」に出会っている。
頭の隅には「絵本」がキーワードとしてあったのでしょう
前島康男著「おとなのための絵本の世界」を書棚から取り出している。
著者前島康男氏が絵本に興味を持った動機が面白い。
奥さんが聾学校に勤め絵本を教材として使っていた、と云うことで絵本が身近にあった。
多分絵本が身近にあっても邪魔にならない程度の距離はあったろう、と思う。
そして4人の子供に絵本を読み聞かせる中で絵本の素晴らしさを実感した。
著者が読み聞かせたような記述だが、実際は奥さんが子供たちに読み聞かせたであろう、と推測します。
著者も先ずは、読み聞かされた方であった。
絵本には「読んでもらう」そして「読んであげる」優れた特質がある、と考えます。
五感々覚を通じて浸み込むような何かがある。
前島康男氏は五感々覚を通じて浸み込んだものを
「大人のための絵本の世界」に著したのであろう、と思われます。