雲と空  

日々のこと、相撲のこと。

健さん風兄ちゃん

2008-07-28 22:21:17 | ひとりごと
先日お祭りを見に行きました。

あまり気合を入れずに適当な時間に行ったため
当然 良い場所はとれず 人垣3~4列目で
大きな私は隙間からまずまず見られるのでよしとするか、という感じの
場所でした。

始まってしばらくたったところで 雨がポツポツと落ちてきました。
それは 天気予報にもなかった予定外の雨でした。
ゆえに、傘を持っている人は当然少ない・・・。

夕立というには優しい、しかし そのまま濡れるのはちと辛い
そんな感じの雨。


他のところはあまり人の移動がないように見えたのですが
私達の前に立つ人々は何故だか 雨嫌いの人が多かったのか
一人帰り、二人帰り・・・
そのたびにジリジリと良い場所になる私達。

気がついたら最前列
おぉぉ~ 良く見える!!

でも 雨はそれなりに降り始めました。

娘の頭にはタオルをかぶせ 濡れてまずい物は手提げの奥の奥に入れ込み
大人はただただ濡れる そんな感じで見ておりました。


が、ふと気づくと 見た目には結構降っている雨なのに
なんだかあまり濡れなくなった私。

はっと上を見ると傘が!!


後ろにいた若い兄ちゃんが  娘にはしっかり、そして私も半分くらい
黙って自分の傘に入れてくれていたのです。
兄ちゃんは自分の背中あたりを若干濡らしながら・・・。

 ありがとう、若い兄ちゃん。



それから しばらくして 本当に雨がやんだようだったので
再度改めて御礼を言おうと後ろを振り返ったら
そのとき そこにはもう彼はいませんでした。 

ありがとう、兄ちゃん!!

(まるで 高倉健みたいだよ、兄ちゃん!!)


あとで娘に聞いたら 娘にだけこっそり「バイバイ」って
言ってくれていたみたい。

十代後半~二十代前半とおぼしき 兄ちゃん、
若いのに・・・ ありがとうよ。


こんないい子もいるんだねぇ。 

感激しましたわ。 



どういう風に育てたら
そんな思いやりと行動力のある子になるのかねぇ?

あぁ、その兄ちゃんのご両親に会いたい!