もめん亭の部屋

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遅ればせながら・・・

2007-01-06 14:15:35 | Weblog
明けましておめでとうございます。

好い事の伝達はなかなか知らしめられず
悪い事(不幸な出来事・・本当は全国的になど知らせなくて良いこと)が
ドンドン報じられることに「?」を感じております。

4日のTVで「佐賀のがばいばあちゃん」を見ました。
なんと心豊かで、思いやりのある人たち・・!!

内容は、戦後まもない広島で原爆症の父親を亡くしたお母さんが
働く為に、佐賀の祖母の家に少年を預けると言う”島田洋七さん”の物語でした。

かなり古い家で一人暮らしをしていたおばあちゃんは、働き者です。
でも・生活は楽ではありません。
夜遅く、広島から長旅で到着したばかりの明広を迎えた祖母は、
一言「ついてきんしゃい」。戸惑う明広(劇中の名)を、
粗末な離れの小屋に連れていきます。
「明日から明広がゴハンば、炊くとやけん、よう見ときんしゃい」と、火吹き竹を

こうして、明広とばあちゃんの暮らしが始まりました。
朝4時、ばあちゃんに起こされ、ご飯を炊く。  ・・・次には
家の裏に流れる川に行き、水面に張った棒に引っかかっている野菜を集める
(上流の野菜市場から売り物にならない曲がったキュウリや野菜の切れ端)
「川は、うちのスーパーマーケット」と、ばあちゃんは笑う。

大好きな母に心配させまいと明広は必死に頑張る。
ある時、友達と一緒に剣道を習いたいと頼むと、
ばあちゃんは「金がかかるなら、やめときんしゃい」・・
それでも、どうしてもスポーツがしたい明広に、出したばあちゃんのアイデアは

走りんしゃい」。
「走る地べたはタダ、道具もいらん」という訳だ。半分騙された気分だったが
それでも毎日、運動場を走り続け、ついには学校で一番速いランナーに!!

中学で野球部・明広はキャプテン。
ばあちゃんが大喜びで、夜中に1万円を持ち「一番高いスパイクを下さい」と
2500円が一番高いと言う店主にそこを何とか・・・と
孫の晴れ姿のために・・心から嬉しさを表現するシーン。

また、水道料の集金員の人が
「水は飲んでおりません」・・・「そうだな・明広」
と言われ首をかしげる明広に
その心をくみとり、集金をせずに帰るシ-ン。

運動会の日に、明広には家族が来ず、貧しい弁当を知っていて
お腹の調子が悪いと、
・・さりげなく・・自分の弁当と取替えてくれた担任の先生。

とにかく、こんなに心豊かな作品はもっともっと多くの人の目に
触れて欲しいし、自分たちもさりげない思いやりのある人になれるよう
心の貯金が出来たら、み~んな幸せで暮らせるのでは・・と