蔵王温泉はまだ咲きませんがライラックはヨーロッパ東南部原産の落葉低木。寒冷地にも生育できるので、北海道ではおなじみの植物であり、春を告げる植物の1つとなっています。我が家では5月の花です。フランスではリラとも呼ばれ、「リラの花咲く頃・・・」という歌もあるようです。
「ライラック通り帽子屋」
家族がいるのに売れない帽子ばかりつくり続けていたライラック通りの帽子屋のもとに、一匹の羊がやってくる。自分の毛で作った帽子をかぶると"いなくなった羊の国"へ行けるのだという。ある日ふとその帽子をかぶってみた帽子つくりは、自分が花盛りのライラック通りにいることに気付く。やがて羊の喫茶店で虹のかけらを食べた彼は30歳も若返り、今のことを忘れてしまう…。
西へ西へと向かい、赤い夕日に飲まれて消えた羊たちの国。羊の喫茶店のメニューがいいです。若返って、いなくなった羊の国で好きな帽子をいくらでも作れるようになったけれど、彼の本当の幸せは……。