ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

友人らいほー。らりほー。

2012-07-06 23:11:47 | おうちで食い意地
福井に住む友人ファミリーがサンダーバードに乗って遊びに来てくれました。

手土産いっぱい。

 

    福井の名産をどどんと。ありがとう!!



さっそく神戸ビーフのすき焼きでおもてなし。

その前日、実家の母からの産地直送朝採り野菜が届いていたりして。
    

母ったら、素晴らしいじゃないの!


そしてお取り寄せのこーべぎうー!!

予想外に箱が大きかったので、わくわくしながら開けたら、立派な紙製の箱が出てきて、
 
   
 
それも開けたら、丁寧に包まれた小さな木の箱が出てきて…と、
 
     証明書つき。なんか認証番号みたいなのも書かれてました。

マトリョーシカのような勿体つけよう。

なかなかぎうにくにたどり着かんじゃないの。

どんどん箱が小さくなっていくじゃないの。

やっと中身にたどり着きました。
 
こちらがこうべぎうー!
 
    うーん。美しいサシ。


ところで、
関西のすき焼きは、お鍋にじかにしょうゆと砂糖、日本酒を入れるので、
どれだけ使ってるか、一目瞭然。

しょうゆも砂糖も水代わりの日本酒も、どばどば、じょぼじょぼ、入れるのです。
すき焼きって、
 
ああ、なんて不健康な食事なんでしょう。


さて、食事中の話題なんですが、

友人Y、「ねえねえ、結婚のお祝い、何がいいの?」と。

そうなんですよ。
ずいぶん前から友人夫妻がお祝いをって言ってくれているんだけど、私、ほしいものが特になくって。
いや、あるにはあるんだけど、いちばんほしいものは、お金では買えなくて。
だからそのまま保留に。
その後、辞退したりして。

友人Yのご夫君A、「そうそう、決めてよ。あげたいんだわー」。

申し訳ない。
ずっと気にしてくれてるんだもんね。

でもね、本当にないんだわ。
お祝いだから記念になるものとか、長く使えるものをいただきたいんだけど、
そういうものでほしいものがなければ、置く場所もないわが家。

「決めて、決めて。ほしいもの、何でもいいよー」と、Y&Aが何度も言ってくれます。

今回の旅の目的のひとつがそれなんだもんね。
でも、本当に思いつかない。

「福井は刃物の街だから包丁は?電化製品は?ルクルーゼのお鍋なんてどう?」
 
ふたりで目をキラキラさせて聞いてくれる。
 
「シロクマさんのほしいものでも、いいんですよ」と、相方にも聞いてくれる。

あー、でもないんだよー。
だけど、あきらめてくれそうにない。

何か、ないかなー。
ないんだよねー。
お金ももったいないから、気持ちだけで十分なのになー。
あきらめてくれないかなー。

そうだ。

この世にないものを言って、あきらめてもらったらいいんだ。←どこのかぐや姫?

そうだ、そうだ。
その手があった。
 
絶対ないもの。
 
何にしようかな…。
 
 
 
あ。
 
 
 

「ほしいもの、あったわ」

 
 

 


「えっ!なに、なに!?」

 


つめよるふたり。

 

 
ふふふふふ。

 


「金城武のフィギュア」

 

 


「ええーっ!?」

 

 

 


驚くふたり+相方。

 

 

 

そりゃそうだ。

 



ほほほほほ。

 

 
と、内心ほくそ笑むイヤな性格の私。

 

さすがにそんなもん、なかろうもん。
あきらめるしか、なかろうもん。


さっそく、夫君がすまほでぐぐってらっしゃる。

ないない、そんなの、あるわけないよ。

この世のお商売ってのは、じゅよーときょーきゅーで成り立ってるの。

だれがそんなもん、ほしがるんだよ。
だれがそんなもん、つくるんだよ。

すると…
 


「これでいいんだね!?」
 

と、すまほを私に差し向ける夫君。
 
 


えええええーっ!?
 
 

この世に、金城武のフィギュアがあったんですかー!?

 
 
 
 

あった。
  

 
 
しかも、すごいリアル。

    
 

これ、誰が買うの?


「そうか、これがほしかったのかー。

会って聞いてみないと、わからないもんだよねー。
 
いやー、来た甲斐、あったなー」

夫君はさっそく、お値段などチェックしている様子。


ちょ、ちょっと。
 
 
ちょっと、まったー!


40歳もとっくに過ぎて、結婚のお祝いが金城武のフィギュアというのは、イタイ
というか、うすら寒いものを感じさせます。

だけど、言い出したのは私。

真剣に聞いてくれている彼らの気を悪くせずに、
ここはなんとか撤回せねば。

「でもね、私がこんなの飾ったり、触ったり、抱いて寝てたりしたら、イヤじゃないですか?」

と、シロクマ相方に聞いてみる。

嫌がって!

お願いだから、嫌がってくれ!
 
 
 

「フィギュアってナニ?」

 
 

相方、そこからですか?

何かわからずに、驚いていたのね。

 



夫君がフィギュアの何たるかを簡潔に説明。

最近のはとってもリアルで、ポーズも色々変えられて…なんたらかんたら。
 

すると相方、

「うーん。僕は別にかまわないよ」

 
こらっ。


「わー。寛大ですねー。よかったね。これで決まりだね」

 
喜ぶふたり。


やめてー!!

 


「金城武はアジア人初のアルマーニの広告塔になったようなひとなんだよ。

シンガにもデパートの壁面にでっかい広告があったんだけど、かっこいいの。
 
こんな変な服着てる金城武は、ダメだー」


と、抵抗を試みました。

 

 

 


すると、夫君、

 

 

 



「そんなの、脱がせりゃ、いいじゃん。


 


で、好きな服、作って着させなよ」

 

 

 



えええええーっ!?

 



金城武、脱がせられるんですかー!?

 


いや、ちがった。

 



イマドキのフィギュアって、着せ替えできるんですかー!?

 


断っておきますが、

 

私、いまだかつてフィギュアなんて持ったことないですから。
ただね、私の若い頃のフィギュアって、
こんな感じのばっかりだったと思うから、服も一体化しているものかと。

      私のなかの典型的フィギュアのイメージ。
 

 

金城武フィギュア、ぜったいもらっちゃいけなような、
そこには足を踏み入れてはいけない世界があるような、
でも、これを逃したら、金輪際、そんなキワモノを手に入れる機会もないような…。

 

 
こらこら、冷静に考えてごらん、私よ。
 
そんなのもらったら、ヘンタイけってーでしょ。
ヘンタイをツマに持つシロクマ相方だって、かわいそうでしょ。


うわー、どうしよー。

ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる…。←悩む?

 


と、その時、夫君が、

 

「あ。

ダメだわコレ。


今現在、注文受付してないって

 

 

 


ほっ。

 

 

 

 
 
心のそこから、ほっ。



ということで、私、この年齢で、

結婚祝いに金城武のとってもリアルで着せ替えもできるフィギュアをいただく

という不名誉は避けることが出来ました。
 
ヘンタイの国に足を踏み入れずにすみましたー。
 
 

「入荷、チェックしとくねー」と、朗らかに夫君。


やーめーてー。
 
   電車内、友人の足のうえで寝ちゃったちびっこ。くーっ、かわいい。