秋も深まる頃、
奈良の実家の母を誘って、
京都国立博物館へ『国宝展』を見にいってきました。
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…11月の記事がまだ続いております。
年内に終わるのかなあ。
ⅠからⅣまである会期のうち、
私たちは相談してⅣ期に行きました。
『伝源頼朝像』とか尾形光琳の『燕子花図』とか円山応挙の『雪松図』とか、
教科書で見たことのあるような有名なのが多かったので。
ええ、
私たち親子の芸術鑑賞レベルなんて、そんなものですよ。
私たちのような庶民だって見たくなるような美術展、
それはそれは連日大盛況の様子でした。
入館するにも長時間並ぶことになるみたい。
平日狙いは当然として、
高齢の母を疲れさせないよう、先手必勝!
開館より15分ほど前に到着したのにすでに人、人、人。
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(外の列もトグロを巻いてますが、館内にもトグロが見えてます)
国宝たちにたどり着くまで半時間以上並びました。
それでも見学中、外は1時間待ち、1時間半待ち…となっていったので、
作戦は成功と言えますかね。
中に入っても混み混みで、どこもここも人だかり。
やはり母にはキツかったもよう。
でもここまで来たんだから、しっかり見ないと!
関西での開催は41年ぶりだというし!
コレね、
前半は仏像やら仏画が多くって。
人混みに圧倒されながら、
小柄な母が背伸びして国宝を見てみると…
仏画・帝釈天と火天(西大寺所蔵)
「なんや、奈良へ帰って見たらええやん」
十一面観音像(奈良国立博物館所蔵)
「奈良でいつでも見られるやん」
広目天立像(法隆寺所蔵)
「〇〇ちゃんち(←いとこです)に行った時、見て帰ったらええやん」
梵天立像(唐招提寺所蔵)
「△△さん(←兄ヨメです)の実家へお野菜届けた時に見られるやん」
神功皇后坐像(薬師寺所蔵)
「これもそん時でええわ」
銅板法華説相図(長谷寺所蔵)
「…近所やん」
なんだか燦然と輝く国宝のありがたみが…。
国宝の所蔵を都道府県別に調べると、
1位:東京都、
2位:京都府、
3位:奈良県、
となっているのですが、
そして上位3都府県で総件数の6割を占めるらしいのですが、
134件指定されている彫刻に限ると、
1位:奈良県74件、
2位:京都府38件、
3位:大阪府と和歌山県の各5件、
と、半数以上が奈良県にかたまっているのですよね。
うーん、
子どもの頃から遠足やら家族のレジャーやら、
お寺や神社によく行ったものだけど、
国宝に囲まれて暮らしていたわけですね。
たぶん、過去にだいたい見てるはず。
でも!
楽しみにしていた絵画部門は期待以上でした。
彫刻部門だって、
こんなに一堂に会したのを見ることってもう生涯ないでしょうし。
うん、来た甲斐ありましたよ!
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(博物館2階から。お向かいの三十三間堂の屋根が見えます)
さ、
芸術の秋を堪能したら、
食欲の秋ですよ。
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(黄色い葉っぱがいい感じですね)
『祇園末友』さんの予約が取れたのですよ。
私はむしろこちらの方を楽しみにしていた、
と言っても過言ではない。
(と言って威張ることでもない)
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(むかごのおこわ)
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(八寸の入った籠が秋らしい。壁には菊の花)
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(ちまちま盛られた八寸に目がキラキラ)
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(蒸した鯛と聖護院かぶのお椀)
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(鯖きずし。和食は器が楽しいですね)
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(芋茎とかにみそ…だったかな)
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(焼き物はうおぜ)
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(記憶喪失…好みのまったり系蒸しものだったかと)
かぶら蒸しとか蓮根まんじゅうとか、
でんぷんでかたまったものにあんをかけたお料理に目がありません。
これもその類でした。
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(かまどで炊いた美山の新米コシヒカリ)
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(おかわりはおこげ付きで)
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(キイチゴのシャーベット)
いつもみなさまにご馳走になってばかりの私ですが、
この日は母をおもてなし。
滅多にないことです。
とても喜んでくれてよかった。
「どのお料理もとても美味しかった」と。
そうでしょう、そうでしょう。
そんな会話をしている間、
向こうの方で電話の話し声が。
夜のご予約が入ったようです。
母も耳を澄ませています。
「私も夜に来てみたい」
それは無理。
無邪気な母の爆弾発言に、
ムスメは息の根が止まるかと思いました。
「ええ、ぜひお越しください。
趣向を凝らしたお料理をご用意しています。
夜の方がゆっくりしていただけると思います」
お店の方、無理ですから。
お昼だから来られたんですよ。
高齢者は夜が早いってことで。
ご覧いただきありがとうございました。
奈良の実家の母を誘って、
京都国立博物館へ『国宝展』を見にいってきました。
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…11月の記事がまだ続いております。
年内に終わるのかなあ。
ⅠからⅣまである会期のうち、
私たちは相談してⅣ期に行きました。
『伝源頼朝像』とか尾形光琳の『燕子花図』とか円山応挙の『雪松図』とか、
教科書で見たことのあるような有名なのが多かったので。
ええ、
私たち親子の芸術鑑賞レベルなんて、そんなものですよ。
私たちのような庶民だって見たくなるような美術展、
それはそれは連日大盛況の様子でした。
入館するにも長時間並ぶことになるみたい。
平日狙いは当然として、
高齢の母を疲れさせないよう、先手必勝!
開館より15分ほど前に到着したのにすでに人、人、人。
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(外の列もトグロを巻いてますが、館内にもトグロが見えてます)
国宝たちにたどり着くまで半時間以上並びました。
それでも見学中、外は1時間待ち、1時間半待ち…となっていったので、
作戦は成功と言えますかね。
中に入っても混み混みで、どこもここも人だかり。
やはり母にはキツかったもよう。
でもここまで来たんだから、しっかり見ないと!
関西での開催は41年ぶりだというし!
コレね、
前半は仏像やら仏画が多くって。
人混みに圧倒されながら、
小柄な母が背伸びして国宝を見てみると…
仏画・帝釈天と火天(西大寺所蔵)
「なんや、奈良へ帰って見たらええやん」
十一面観音像(奈良国立博物館所蔵)
「奈良でいつでも見られるやん」
広目天立像(法隆寺所蔵)
「〇〇ちゃんち(←いとこです)に行った時、見て帰ったらええやん」
梵天立像(唐招提寺所蔵)
「△△さん(←兄ヨメです)の実家へお野菜届けた時に見られるやん」
神功皇后坐像(薬師寺所蔵)
「これもそん時でええわ」
銅板法華説相図(長谷寺所蔵)
「…近所やん」
なんだか燦然と輝く国宝のありがたみが…。
国宝の所蔵を都道府県別に調べると、
1位:東京都、
2位:京都府、
3位:奈良県、
となっているのですが、
そして上位3都府県で総件数の6割を占めるらしいのですが、
134件指定されている彫刻に限ると、
1位:奈良県74件、
2位:京都府38件、
3位:大阪府と和歌山県の各5件、
と、半数以上が奈良県にかたまっているのですよね。
うーん、
子どもの頃から遠足やら家族のレジャーやら、
お寺や神社によく行ったものだけど、
国宝に囲まれて暮らしていたわけですね。
たぶん、過去にだいたい見てるはず。
でも!
楽しみにしていた絵画部門は期待以上でした。
彫刻部門だって、
こんなに一堂に会したのを見ることってもう生涯ないでしょうし。
うん、来た甲斐ありましたよ!
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(博物館2階から。お向かいの三十三間堂の屋根が見えます)
さ、
芸術の秋を堪能したら、
食欲の秋ですよ。
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(黄色い葉っぱがいい感じですね)
『祇園末友』さんの予約が取れたのですよ。
私はむしろこちらの方を楽しみにしていた、
と言っても過言ではない。
(と言って威張ることでもない)
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(むかごのおこわ)
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(八寸の入った籠が秋らしい。壁には菊の花)
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(ちまちま盛られた八寸に目がキラキラ)
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(蒸した鯛と聖護院かぶのお椀)
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(芋茎とかにみそ…だったかな)
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(記憶喪失…好みのまったり系蒸しものだったかと)
かぶら蒸しとか蓮根まんじゅうとか、
でんぷんでかたまったものにあんをかけたお料理に目がありません。
これもその類でした。
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(かまどで炊いた美山の新米コシヒカリ)
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(おかわりはおこげ付きで)
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(キイチゴのシャーベット)
いつもみなさまにご馳走になってばかりの私ですが、
この日は母をおもてなし。
滅多にないことです。
とても喜んでくれてよかった。
「どのお料理もとても美味しかった」と。
そうでしょう、そうでしょう。
そんな会話をしている間、
向こうの方で電話の話し声が。
夜のご予約が入ったようです。
母も耳を澄ませています。
「私も夜に来てみたい」
それは無理。
無邪気な母の爆弾発言に、
ムスメは息の根が止まるかと思いました。
「ええ、ぜひお越しください。
趣向を凝らしたお料理をご用意しています。
夜の方がゆっくりしていただけると思います」
お店の方、無理ですから。
お昼だから来られたんですよ。
高齢者は夜が早いってことで。
ご覧いただきありがとうございました。