みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

雪音の徒然声

2015-01-31 22:26:51 | 日記
家は高台にあるので、風の音がゴウゴウ響く。自然のそれは、否応なしにあたしを不安にさせる。一度でいいからなにも奪われずに底無しに甘やかされたかった。でも他人と比較するから眩しすぎて実態が捉えられないだけで、実際はこの世に底無しに甘やかされて育った人間なんていない。もしそういう人がいたとしても、それが幸福なこととはむしろ言い切れない。それも分かった上で捨てられない幻想を抱いていたくせに、その感情を口に出すことすら出来なかった。あたしだけを見て、いつもここに帰ってきて。あたしだけを選んで愛して。子供の、ように泣きながら、あなたに素直に言えば良かった