「堀ヶ生橋」
ホリガヲバシと読みます。
近代に建造された充複式単アーチ橋では、我が国最大級。
山間にガタンゴトンと音を響かせて、「堀ヶ生橋」をさっそうと通り過ぎる森林鉄道は、
どんなにか、かっこ良かったでしょうね。
中ほどに待避所があります。
森林鉄道として作られた橋ですが、歩いて渡る人もいたのでしょう。
河原は、大きな岩だらけ。
台風の襲来が多い我が県の河川は、どこもこんな感じです。
この川を通るぐらいなら、多少危険を冒しても橋を渡りたいです。
当時の営林局は、絶大なる権力があったようですが、
地域の人には配慮があったんですね。
記念に撮りました。
「二股橋」
充複式二連アーチ橋で、国内最大級の無筋コンクリート造橋です。
戦争中で、鉄材の使用が制限されたため無筋になったようです。
「堀ヶ生橋」は、鉄筋でしたが、 こちらにまで鉄材が回らなかったのでしょうか。
安田川に架かっていた橋と比べると、奈半利川側の橋は、とても立派です。
建設された時代の違いもあるでしょうけど、
戦争中にこれだけの橋を次々と建設したのは、
それだけ森林資源に力を入れていた表れだと思いました。
ともあれ、とても美しい橋です。
観光資源にならないのかな。
展望所があったので行って見たのですが、木々が伸び放題でよく見えません。
もったいないです。
ほんとに、もったいない。
魚梁瀬杉は、太閤秀吉の昔から土佐の財力を支えた貴重な資源。
そして旧魚梁瀬森林鉄道の活躍は、栄華を誇りました。
遺跡をもっとアピールしてほしいと願います。
せめて、展望所から「二股橋」が見えるようにしてほしい・・・
「二股橋」に紅葉をからめたくて、撮影に力が入っています(笑)
杉林が多いので、紅葉と撮れる場所は限られます。
ここは、少し下流の河原に降りて撮影しました。
11月14日撮影
ご訪問ありがとうございました。