巷ではこれはバレエ映画ではない、サイコスリラーだ、ホラーだ、と
かますびしーゆえ観るのをちょっとためらっていたのだけど
お師匠さんが面白い、と言うのだから間違いなかろうと今朝観てきた。
間違いなかった。
私にとっては紛れもなくバレエ映画だった。
最初の何十分かはナタリー・ポートマンの腕の動きやターンの軸などが気になって
???だったがそんなモンすぐにどうでもよくなった。
「役に潰される」かア・・・・・
ううん潰されてみたい
この映画観ていたらポランスキーの「反撥」をまた思い出した。
もう1度観たいなあ「反撥」
音響も映像もこれでもか!と言わんばかりの最近の映画を観ていると
「反撥」の、ウニウニさせただけの壁や、ウォンウォン反響してたような音や
あのモノクロ画面をもう一度観てみたい、と心から思う。
映画を観ていてもうひとつ思い出した。
バレエをやっていた娘のだ。
10年ほどやっていたのでが変形し、高校生になった時には市販の革靴に履けるものはなかった。
シューフィッターのいる靴屋に行ったら気難しそうなオヂサマフィッターが足の採寸しながら
「どうせプリマになれないんだからバレエなんて止めた方がいいんだカラダに悪い」
なんてブツブツと言ってたなあ
ウチワサボテンみたいだった娘の足も今では人並みに近くなった。めでたしめでたし