月曜日
午後、近くの公民館の一室を借りて『よだかの星』の稽古
稽古を何回か重ねてると今まで上演してきたスタイルを取っ払いたくなってくる
でもカラダに沁み付いた"手法"を新しい"表現"に変化させるのは至難の業で
足を一歩前に出すのも
真っ直ぐ空を仰ぐのも
眉間のしわを伸ばすのも
にっちもさっちも行かない相方のみきちゃんの苦しそうなことったら!
みきちゃんだけ苦しませるのも申し訳ないので
私も今までの「読み」を変えてみたが
本当にこれでいいのやら・・・
稽古をつけてもらおうとヤッキリシスターズ※の下川おかしに来てもらうも
あまり役に立たず・・・
だって「いいと思う」って言うだけなんだもの・・・コラー!
稽古の後は下川おかしとすみだトリフォニーホールに行って
セルゲイ・シェプキンという人のピアノを聴いてきた
稽古でアタマもカラダもこわばっていたから
美しいピアノの音色を身体中に取り込もうと
胸を広げて、深ーーーく息をしながら聴く
バッハだもの、本当に気持ちよくって
・・気持ち良すぎて時々意識不明になったりしながら
コンサートが終わった時にはアタマが軽くなっていた
で、そのまま素直に家に帰って眠ればいいのに
いい作品を観たり聴いたりすると物凄くイマジネーションがかきたてられるから
帰りの電車の中で余分なことを考えてしまうわけだ
だけど自分のイマジネーションのキャパはそれほど豊かじゃないから
段々疲れてきて、貰ったプログラムを見返しながら
バッハがこれ書いたのは56歳の時かあ
おお!バッハは65で死んでるのか
あと2年じゃん(←私は63) がーん!
などと天才とわが身を比べて落ち込むなどと言うバカなことやってんだな、これが。
そのせいか夜久々の悪夢にうなされた
満員のホールの舞台の上に私
歌うのはどうやら『哀しみの終わりに』らしい
指揮者が(なんで指揮者がいるんだ)
ハイ!と言いながらカセットラジカセのボタンを押す
(なんでカセットテープ)
全く聞いたことのないアレンジの前奏が流れる
ヒエーーーどこから入ったらいいかわからん
焦る私
とにかく歌い出す
が、途中の歌詞が出てこない
おっ!譜面が置いてある!助かった!
と覗きこむと載ってる譜面がグジャグジャで読めなーい
どーしよー
というところで目が覚めたけど
心臓はバクバクしたままだ
嗚呼やだやだ・・・