モノクロフィルムいろいろ。コダックのトライXも、ときどき使用した。
モノクロフィルムの現像タンク。120フィルムは1本、35mmフィルムは2本入る。
富士フィルムは、「黒白フィルム」の販売を今年10月の出荷分までとするらしい。つまり、生産終了ということ。時代の流れだねえ。
おれの場合、デジタルに切り替えたのは、13年か14年前。以後、フィルムでの撮影はほとんどない。だからモノクロフィルムの生産が終わっても、ちっとも困らない。困らないんだけど、なんか寂しい。ずいぶん世話になったからね。
写真を始めたころは、富士ではネオパンF、ネオパンSS、ネオパンSSS(スリーエス)、ミニコピーといったモノクロフィルムあった。ミニコピームは、書物などの複写用のフィルム。これで風景を撮ると、版画のような超高コントラストの写真になった。おもしろがって、ときどき使ったものだ。懐かしいね。
小西六(サクラカラー)の赤外線フィルムも、風景写真なんかでときどき使った。30年も40年も前の話だ。
右の写真は、暗室装填用の30.5m(100フィート)のネオパン400のアルミ缶。長尺フィルムを36カット分をハサミで切り、パトローネに装填した。もちろん暗室内での作業。これだと、かなり安上がりだった。
LPLの現像タンクは、今も仕事部屋に飾ってある。4組あったが、残したのは写真の2組だけ。引き伸ばし機などの暗室用品も、みんなみんな処分してしまった。
日本語では「白黒」というが、英語では「black and white」。だからかな。富士フィルムなんかでは黒を先にして、「黒白フィルム」と呼んでいる。どうでもいいことだけど。