建築写真を生業としているが、こんな写真を撮っている。
これは、小諸市の設計事務所の依頼で撮った軽井沢の住宅。緑がいっぱいで、軽井沢らしい。
いつも午前9時とか10時ころ、現場に行く。急いで内部と外観をいろいろ撮影。
そして昼過ぎ、いったん現場を離れる。ランチタイムだし、施主もいろいろあるからね。
今の時期だと、夕方の5時ころ現場に戻り、内部と夕景を撮影。6時過ぎに撮影終了。
今回は、雑誌用の撮影。人物の入ったカットがいくつもあって、計118カットを納品した。
来年の掲載らしいが、いつも掲載誌を見ない。
あまり興味ないし、忘れちゃうんだ(汗)。こういうの、プロとしていけないね(汗)。
JR特急しなの(始発)に乗り、中津川駅で下車。名古屋から来た息子の車に乗り、3人で馬籠へ。
馬籠から妻籠までは、約8km。細い山道(中山道)をゆっくり歩いた。
近頃人気のルートで、半数近くが外国の旅行者だった。
馬籠は、かつて長野県木曽郡山口村にあった。
しかし、2005年の越県合併により、山口村は岐阜県の中津川市に編入された。
馬籠宿と落合宿の間(以前の県境)に「是より北 木曽路」の石碑が立っている。美濃と信濃の国境だね。
ちなみに、塩尻市の贄川には、「是より南 木曽路」の石碑がある。
熊よけの鐘がいくつもあった。
馬籠峠を下ったところにある一石栃立場茶屋(江戸中期の建物)。
一石栃立場茶屋は無料休憩所になっている。
馬籠からだと下りが多く、歩きやすい。
大妻籠のまるや。昔ながらの旅籠だね。
馬籠を出て3時間後、ようやく妻籠に到着。帰りはバスに乗り、馬籠に戻った。
中津川の「すぎむら」という蕎麦屋で遅いランチ。
中津川の苗木城は、山城の中ではかなりの人気だ。
苗木藩は、2万石という小さな貧乏藩。天守も三層とはいえ、切妻の小さな建物だったらしい。
後世、この城跡が有名になるとは、夢にも思わなかっただろう。
苗木城は、自然の巨岩を活用。実際見ると、そのスケールに圧倒される。
明治を迎えても、この苗木城には、天守、武器蔵、具足蔵、矢倉、御朱印蔵、牢屋、足軽長屋などの建物がすべて残っていた。
しかし、困窮した苗木藩は、建物(分解)や武具などをすべて売却。そして藩士のほとんどは、帰農したとか。
その建築群が今に残っていれば、国宝級なのだが・。とても残念。全国的には、同様な藩がたくさんあったらしい。
中山道中津川宿のど真ん中にある川上屋。ここで栗菓子を購入。
川上屋の店先にある道標。「右木曽路、左なごや」と彫られている。
今日は、上田市での仕事。昼過ぎに終わり、市内の更科(蕎麦屋)へ。
上田市には草笛とか刀屋といった店が人気だが、この更科もある意味有名だ。
銀座の高級店というのは、われわれ貧乏人には敷居が高い。
そういった高級店の対極にあるのが、この更科。ご覧の通り、古くて汚い。
場末の目立たないところにあり、通りがかりの人が入るような店ではない。
上田市天神の更科
入口の張り紙。ずっとこんな状態。
「常連様だけでの営業」とのこと。初めて来た人がこれを見たら、さぞ戸惑うだろうなあ。
以前は青い暖簾をかけていたが、今は営業中でも外している。
「敷居が高い」という言葉とは、少し意味が違うかな。でも、すごい張り紙だよね。
いつも注文する「かき揚げ天のざる」。1,000円に値上がりしてた。
入店時(午後1時半)、先客はカウンターに4人のみ。空いていた。
店の奥は畳敷で、ブラウン管テレビが置いてある。店の中は、やはり汚い。
客との対応はすべて奥さん(ばあさん)で、無口の店主はひたすらそばを作っている。
興味のある方は、行ってみたら。初めての方は、ダメ元で電話してみるといいよ。
今日は、午前午後と2件の撮影。疲れた。
たまたま聞いた曲が、「あの素晴らしい愛をもう一度」。懐かしい曲だね。
解散後、加藤和彦はずっと音楽を続けたが、
作詞の北山修は大学に戻り、精神科医になったね。
お姫様カットの武井咲がかわいい。
建築写真(主に住宅)を生業としているが、ストロボはこんな感じで使う。
コードの長さは、30cm。カメラは、もちろん三脚に固定。
ストロボは手持ちで、天井や壁にバウンスさせて撮る。「天バン壁バン」というやつだ。
コードはシンクロターミナルにではなく、ホットシューアダプターに接続。
コードの着脱が容易だからだ。というか、あまり邪魔にならないので、いつも付けっぱなし(汗)。
コードの長さが足りないときは、こんなコイルシンクロコードを使う。
ニコンの純正品ではないが、こんなのでも普通に使える。
メインに使っているのが、サンパックのB3000S(今も製造しているのかな)。
ガイドナンバーは30だが、光量はこれで十分。
これは、ヤフオクで2000円くらいで買ったやつ。予備を含めて、三つ持っていく。
マニュアル設定で、光量は1/16から1/2あたりで使用。一目瞭然でわかりやすい。
たとえば色温度が低い、こんな部屋。
ストロボを使うには、ストロボにカラーフィルターが必要だ。
自製のカラーフィルター
市販のストロボ用のカラーフィルター
カラーフィルター装着の様子。専用の固定ベルトもあるが、おれは輪ゴムを使用(汗)。