大晦日の今日、上田市へ。目当ては、コウノトリ(J0041)。
このJ0041は、豊岡市生まれの2才の♀。どうしたのか、3カ月前から上田に居着いている。もちろん1羽だけ。寂しくないんだろうか。
見つけるのに苦労した。浦野川をあちこちのぞきながら上流へ。青木村まで行き、Uターン。いくつかのため池もチェック。そして再び下流の上田原へ。そこにいました。ラッキー。
橋のたもとに車が2台止まっていて、窓から望遠レンズが‥。コウノトリまで約80メートル。おれのレンズ(500mmレフレックス)じゃ、遠いんだよね。その車の前に出る訳にもいかず、ちょっと思案。でもよくよく見ると、レンズは上流のコウノトリではなく対岸に向いていた。「なに撮ってるの?」と、おれ。すると、「カワセミ」という返事。なんだカワセミかよ。こんなところで、まぎらわしいんだよね。おれは挨拶をして、車の横を通り過ぎて上流へ。様子を見ながら、コウノトリの40メートルくらい手前の右岸でシャッターを切った。
超望遠レンズを持った鳥屋がたくさんいると思ったが、なんだか拍子抜け。もう見飽きたのだろう。でもおれにしてみれば、生まれて初めて見たコウノトリ。ちょっと感激。
写真を見ると、くちばしがやたらでかい。コウノトリはツルやサギに似ていなくもないが、全然別の種類。日本の在来種は、30年だか40年前に絶滅している。そんなところ、トキと似ているね。
何年か前、長野県にやって来たトキを見に行ったことがある。木島平村だったかな。こんな風にトキやコウノトリが身近に見れるなんて、夢にも思わなかった。
ヨーロッパでは、「コウノトリは幸せを運んでくれる」とか。
コウノトリ初見、来年はいいことがあるのかな。