父は満州に行きました、命令だそうです、
終戦少し前に日本に帰って来たけど、そのあとは、捕虜収容所の見張りみたいな
仕事をしてたらしい、捕虜と言えども仕事はさせられますよね、、
暑い時や寒い時も誰も知らんぷりしてるよね、
父は自分とこに配給された塩を新聞紙に包んで少しずつあちこちの部屋の下から
置いたらしい、汗をかくと塩が欲しいよね、父は自分たちは海の水でも塩分は取れると言って
配給の塩を全部捕虜収容所の人達にコッソリ入れてたらしい。
タバコを一服しては地面に落として火を消すというようなやり方をして
捕虜に拾わせてたらしい、
母が言うには何でこの人新聞紙に塩を少しずつ置いてくるんでたんだろう。と言ってました
多分父も戦地で暑い時に塩をなめたかったんでしょうね、
続く、