今、世界では約10人に1人の子どもが学校に行けず、
過酷な環境で働かされているということをご存じでしょうか。
今日は、カンボジアの少女の話をご紹介したいと思います。
過酷すぎるセニャンの日常
カンボジアの小さな漁村でお母さんと妹と弟の4人で暮らしている
10歳の女の子「セニャン」。
彼女が2歳のときにお父さんはマラリアで亡くなりました。
病院に行くお金が無かったのです。
家族の生活は苦しく、彼女は5歳の頃から漁に出て家族のために働いています。
毎日お母さんと漁に出ます
これまで、何度も怪我をしました。
舟からはじきとばされて、肋骨を折ったこともあります。
でも、家族のために毎日漁にでます。
漁に使う網を繕うのも彼女の仕事の一つ
最近、干ばつで水位が下がり、漁場までが遠くなりました
獲れる魚は、10分の1になりました
生活は苦しくなる一方です
今、10歳です。
学校へ行きたい。本を読んでみたいです。
以下の動画を見ていただくと、セニャンの過酷な現状をより実感いただけると思います。
セニャンのような子どもを救うには、一体どうしたら良いのでしょうか。
どうしたら”児童労働”の問題は解決するの?
貧困などの理由により、児童労働を強いられている子どもは、
世界で1億6,800万人いると言われています。
そんな困難な状況の中で生きている子どもたちが、教育を受け、可能性を生かし、
健やかに成長するためには、どのような支援が必要なのでしょうか。
児童労働の問題は、一時的にモノを送るような支援では
決して解決できません。
子どもたちや地域の人々が自分たちの生活を改善する力を
身につけることが必要なのです。
そのためには、支援は10年以上じっくり時間をかけ、現地の人々と信頼関係を築き、
水衛生、教育、栄養、保健、生計向上など、それぞれ地域の問題に合わせた
解決を段階的にサポートする必要があります。
この方法で世界中で支援活動を行って成果を上げているプログラムが、
国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが運営する
「チャイルド・スポンサーシップ」です。
「チャイルド・スポンサーシップ」って?
「チャイルド・スポンサーシップ」は、
子どもの貧困問題を世界23カ国で支援活動しているプログラムです。
創設者のボブ・ピアスは「すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かは
できる」という信念のもと、1950年にワールド・ビジョンを設立しました。
第二次世界大戦後間もなくして開始された支援活動は60年以上にわたり実施され、
現在、日本では連携企業2653団体・支援者6万人以上の協力のもと、
子どもと支援者の絆を大切にする地域開発支援へと発展しました。
コーヒーの栽培で有名な中米の国グアテマラのジミー・モラレス大統領も支援を受けた子どもの一人。
演説するジミー・モラレス大統領
実はモラレス大統領は3歳の時に父を亡くし、厳しい貧困の中育ちました。しかし、チャイルド・スポンサーシップの支援を受け、その貧困を乗り越えることができたと言います。
医師になる夢を叶えたケニアのジョンさんもチャイルド・スポンサーシップの支援を受け、あきらめていた進学が実現、地域への恩返しをすることができるようになりました。
ジョン・サンコック医師(51歳)
他にも「チャイルド・スポンサーシップ」には、以下のように多くの支援実績があります。
出典:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン「2016年度支援終了報告書」
ちなみに、寄付金の使い道や活動内容は、公式HPにて詳細に公開されており、定期的に活動報告書が送付されます。
どのように支援を行ったかを確認することができるのは安心ですね。
そして、チャイルド・スポンサーシップは寄付をして終わりではなく、まるで支援した子どもの親になったように、子どもの成長を見守れる仕組みも大きな特徴です。
チャイルド・スポンサーになると、
どんなことがあるの?
チャイルド・スポンサーになると、子どもと手紙や訪問で交流を深めることが
できます。
年に1度届く写真付きの成長報告や、活動状況が分かる報告書も見ることができるので、支援の成果を感じることができます。
写真付きの成長報告
実際にあったお話を1つご紹介しましょう。
ベトナムで支援を受け、医師になる夢を叶えたタンさんが、20年の時を経てチャイルド・スポンサーである西澤さんに感謝を伝えるため、日本へ訪れました。
そこでは、当時やり取りをした手紙やカードのメッセージがタンさんの心を支えだったことが本人の口から語られました。
感動の再会を果たしたタンさんと西澤さん
目に見える支援のみならず、心と心の絆を育むことができるのが、
チャイルド・スポンサーシップの特徴なのです。
そんなチャイルド・スポンサーシップは、月々4500円から始めることができ、
支援期間も自由です。
毎日購入しているペットボトル飲料代ほどで、貧困・紛争・災害などの世界の問題を
抱えながら強く生きる子どもたちを支えることができます。
また、個人の支援金は「特定寄付金」とみなされるので、寄付金控除等の対象となり
税金対策にもなります。
チャイルド・スポンサーシップを通じて、ぜひあなたも子どもたちの夢を応援して
みませんか。