シニア・ソレイケ

昭和生まれ専科

「冒険」とは

2013-01-26 | 思いつくまま

つれづれなるままに「冒険」とは若者の特権かどうか考えた。

よく年寄りは、若い人をつかまえて「もっと冒険しろ」とけしかけるが、どうなんだろう。確かに若い人は「冒険」の結果、それが失敗に終わっても、まだ「明日があるさ」で、それを経験値として、明日の人生に生かせる。だから、いろんなことにチャレンジすべきだろう。

次は年寄りだが、これは「冒険」して失敗しても、それを引きずる時間がない。つまり、失敗しようと成功しようと「明日が無い」んだから、どっちでもいい。それなら、年寄りも最後の花を咲かせるか散らすか、イッパツやってみればいい。

さて、そうするとその間に位置する所謂「中年」。これは難しい。「冒険」の結果、失敗に終わったら、会社での地位、子供の学費、家のローン、奥様の化粧代など、全てパーになった上にその後ン10年生きなければならない。

だから、中年は若いときに乗り遅れた「冒険号」という列車を、高齢者といわれるようになるまで待機し、65歳を過ぎたら乗ればいい。待機晩成ともいうから。

そんなわけで、冒険は若者だけに任さず、年寄りも「年寄りらしくなく」いろんなことに挑戦すべきだ。

今や日本人口の25%を占める年寄りよ。大志をいだけとは言わないが、中志ぐらいは持て。シニア・ソレイケである。



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