新国立劇場バレエ団『シンデレラ』 12月5日(日) -2- 2010年12月09日 | Weblog Nさんの寄稿の最後です。 トレウバエフさんの姉は、あまり暴走しないやや控えめな女性であった。だが、ノーブルな役柄をたくさんこなしているだけあり、手、特に指先の何気ない動きが美しく、新たな義理の姉像を作り出していた。この日で最終日を迎えたが、とても心温まる作品であると再認識させられた。プロコフィエフの音楽はそれだけを聴くと迷宮にのみ込まれるような摩訶不思議な旋律が多々あるが、バレエの舞台で聴くと、 . . . 本文を読む