ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

セビリアの理髪師-オペラ

2006年02月26日 | Weblog

2月12日ロストフ国立劇場のボリショイ劇場引越し公演3日目の公演はロッシーニのオペラブッファ(愉快で軽快なオペラ)のセビリアの理髪師でした。写真のようにスペインのセビリアが舞台のオペラを可也モダンな舞台装置でやりました。

写真中央はロストフ国立劇場の音楽監督で主指揮者のアレキサンドル・アニシモフです。

アンコールの動画もご覧ください。

出演者:フィガロ (Br) (理髪師) :ピーター・マカロフ (写真右から3人目) 

ロジーナ (Ms) : オルガ・マカロバ 〈フィガロの左)

アルマッヴィーバ伯爵(T) アレキサンドロフ・レイチェンコフ〈右から2番目)

バルトーロ (B) 医師マルティン・ヴィンクラー(指揮者の左)

一幕目 : 第1場 カーテンが開くと巨大なスカートの女性の像がありその前で8人の女性がバレエを披露。伯爵は第の上で「東の空は微笑み」の求愛の歌を歌うがスカートの形をした家の中から反応なし。次に大きなギターや太鼓が入場。この巨大なギターの中にフィガロが寝ておりそこから起き出して「私は町の何でも屋」をギターを弾きながら歌うという趣向。伯爵とフィガロの間で話しがつきフィガロが伯爵に恋の歌の手解き。この歌を聴くと女性の像の手が動きスカートの形をした家の中から女性の声。

第2場 スカートの形の家のカーテンが開くとロジーナが寝そべっており「今の歌声は」を歌う。可愛い歌い手だが如何せん高音が苦しく息継ぎの音が聞こえる欠点あり。

2幕目では伯爵が音楽教師に化けてレッスンをする場面があるがわざとオカマのフリとして後見人の医者ドンバルトロに迫るという演出も笑わせた。5重唱の「ドン・バジリオ大変だ」の歌は音楽教師をハンモックに無理やり寝かせて伯爵が音楽教師に金を掴ませながら歌うドタバタ劇。

演出は可也楽しめましたがバックのコーラス含め劇団のLevelはボリショイよりはやはり若干下。只今シーズンボリショイで今の事セビリアの理髪師の予定が無いのでその意味では楽しめました。

あらすじはこちらのHPが詳しいのでご覧ください。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿