ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

西本智美 ロミオとジュリエット@福岡 9月5日

2010年09月15日 | Weblog
全国公演の先頭を切って上演された西本さん指揮のロミオとジュリエットを見て、聞いてきました。
場所は当方が福岡シンフォニック合唱団で2度舞台を踏んでいる福岡市有数のホールであるアクロス福岡になる福岡シンフォニーホール。
演奏は九州NO1で先日NHKの番組で当方が久留米音協合唱団のメンバーとして共演した九州交響楽団。

曲は西本さんお得意のロシアのプロコフィエフ作曲のバレエ音楽「ロミオとジュリエット」。
ボリショイやマリインスキーのバレエで何度か見た演目です。

ところが今回は舞台の上のオーケストラの後ろにアクティングスペースと呼ぶ細長いステージを作りそこでロミオとジュリエット他がバレエを踊るという 言わば バレエの場合のオーケストラボックスにいる指揮者とオケが舞台に上がりバレエはそのオマケといった形式の舞台でした。
更に舞台の両脇には縦に日本語の字幕まで。

オペラではないんですが。。

パンフによると(演奏会形式・字幕付き)
とか
黙劇つきの演奏会
ということのようです。

字幕もバレエの振り付けも西本さんがなさったとか。
ジュリエットは中村美佳、ロミオは法村圭緒 その他ダンサーが7名ほど。

前から4列目の下手から見ましたが颯爽とした西本さんの指揮ぶりを堪能しました。

バレエの方はバイオリニストの影から覗くという状況でバレエを楽しむのならもう少し後ろの席でないと辛いかといったところ。
バレエと言ってもジャンプ、回転は無く又マイムも抑え目でした。
西本さんが構想に3年を費やしたというのは頷ける舞台でした。
オケを楽しむのなら勿論もっと後ろの席とすべきなのですが今回やはり西本さんの指揮ぶり、横顔をじっくり拝見したかったので。。

産経新聞の記事

にある
「バレエのための音楽だけれど、バレエのためだけの音楽じゃない。シェークスピアの魂を音にしたものだと思います。それをバレエの技法や演劇的要素、照明の力など、舞台芸術のすべてを動員して表現したかった」

という西本さんの気迫が伝わる舞台でした。
次は大阪17日、兵庫18日、東京22日、23日ですね。


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