
Nさんは最終日にもお越しになったとのことです。
Nさんのバレエファン様へのコメント下記です。
バレエファン様からこのたびもコメントいただけて
嬉しく、励みになりました。
下記最終日に関するNさんからの寄稿です。
新国立劇場バレエ団『シンデレラ』 12月5日(日)
シンデレラ:長田佳世
王子:福岡雄大
義理の姉達:マイレン・トレウバエフ 堀登
仙女:湯川麻美子 父親:石井四郎
ダンス教師:吉本泰久 仕立て屋:澤田展生
洋服屋:厚木三杏 西川貴子
靴屋:高橋一輝 床屋:清水裕三郎
宝石屋:小口邦明 御者:宝満直也
春の精:丸尾孝子 夏の精:本島美和
秋の精:米沢唯 冬の精:寺田亜沙子
道化:グリゴリー・バリノフ
王子の友人:芳賀望 江本拓 菅野英男 輪島拓也
ナポレオン:八幡顕光 ウェリントン:小笠原一真
長田さんは職人芸光る堂々たるシンデレラで、
毅然として常に前を見据えているような気丈なヒロインだった。
一つ一つのステップが正確で危なげなところがなく、
軸のしっかりした踊りで見事、
空間を大きく使った踊りで、スケールの大きさを感じさせた。
舞踏会で王子と出会ったときやガラスの靴の持ち主であることを
王子に悟られたときの表情はとても女性らしく恥じらいがあり、
ときに頼もしく、ときに可愛らしくと
場面によって様々な感情が表れていた。
次回ラ・バヤデールでのガムザッティが楽しみである。
福岡さんの王子は物腰に品位があり、また回転技も余裕を持たせていて
王子らしい気品を感じさせた。
跳躍の滞空時間が長く、ふわっと軽やか、爽やかな身のこなしであった。
福岡さんはクラシックもコンテンポラリーも何でもこなせる
恐るべき身体能力を持つダンサーだが、
シンデレラの王子役はキャラクターがはっきりせず、出番も少ない。
本領の発揮が難しい役柄であったと思う。
次回のソロルや5月のアラジンでは、
更にエネルギー全開の舞台になることを期待したい。
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