順番が前後しましたが特派員Mさんからの8月13日、14日のReportの続きです。
「In the Upper Room」はダンサーにとって非常にハードな作品。特にオシポワとシプリナはずっと走ったり跳ね回ったり・・・
暗い舞台で、ドライアイスの煙が炊かれる中、ダンサー達が左右の裾に消えたかと思えば背後から出てくる。後ろ向けに走ったり、体をくねらせたり、ジャンプも多い。
カーテンコールは盛り上がったが、演目や振付が好評だったと言うよりは、最後まで踊りつくしたダンサー達に賞賛の意を込めて皆大きな拍手をしていた。
とにかく40分は長すぎるし、ダンサーが舞台上でも休める部分では休んでいるのが見えてしまうので、観ている方も中だるみしてしまう。無意味に長い・・・
この作品で唯一効果があったのは、オシポワの身体能力とリズム感を再度観客に示す事ができたということ。とにかく彼女は音楽に身をまかせ、自由自在に体が操れるし、至って笑顔・・・息が切れる様子もなく、何のぎこちなさもない。彼女の可能性は無限のように思えた。
男性ダンサーではメルクリエフ、メドヴェージェフ、ゴドフスキーらを比べて見れた。音楽に対する体のレスポンスがそれぞれ素晴らしかった。
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