ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

ボリショイバレエ スパルタクス 2006年10月21日

2012年01月08日 | Weblog
いよいよボリショイバレエの来日公演の月となりました。 
ボリショイらしい演目のスパルタクスは2002年の来日公演以来10年振りの演目で
繰り返しとはなりますが以前UPしたボリショイのスパルタクスの観劇記を再録したいと思います。
まずはモスクワ駐在中に最初にスパルタクスを見た2006年10月21日の観劇記です。
動画をUPしていたサービスが終了しているので再度YOUTUBEにUPしなおしました。
今回の東京公演の初日にシプーリナが出演予定ですので多分この6年前の公演と同じくエギナを演じるのでは。
最近見た演目で先ず最初にUPしたいのは先ずは何といってもスパルタクスです。
この演目は紀元前73年から71年のローマ帝国で執行官クラッススとそれに対抗したスパルタクスの反乱を描いたものです。
2002年のボリショイの日本公演での演目ですのでご覧になった方も多いかと思います。
1958年のボリショイ初演より285回、今回上演は1968年世界初演がボリショイだった本演目の定番であるグレゴロービッチ版で264回目。
この前の公演は今年の正月休暇中なので見ることが出来ず今シーズン初めての公演で大変楽しみにしていましたがその価値ありました。他のボリショイバレエは女性プリマが主人公で男性はそのサポートが中心という演目が多いなか このバレエは正に男性群舞と男性主人公の大迫力で押す演目。
この日のスパルタクスは本来は来日公演の初演を飾ったドミートリー・ペロゴロフツェフだったようですが海外公演から帰国直後ということで替わりに10月20日のライモンダに参加。この日のスパルタクスは来日公演でもスパルタクスを演じこの役が当り役のユーリー・クスフォフでした。
ボリショイ通の人から聞いていた2幕、3幕の片手リフトを楽しみに見ていましたが噂通り全く反動を使わず軽がると相手役妻フリーギアを片手でリフト。背は高くありませんが上半身ががっちりしたユーリーには確かにぴったりの役。
ユーリーのスパルタカス役に関しては98年時点での赤尾大先生のコメントがありますがその時点では多少華奢だったようですが評価されています、それから8年で体もがっちりスパルタカスに相応しい体を作ってきたと思います。身長のあるドミートリーだと更に迫力あることは想像されます。執行官クラッススはウラジミール・ネポロージニー。いつもは何か一寸足りないと感じる彼ですがこの役でははじけていました。
何せボリショイバレエ学校に入った男性はすべてこの演目を演じるのを楽しみにしているという話ですから。
愛妾エギナをシプリナが演じましたが綺麗なシプリナが出来る限りの妖艶さを演じていましたが来日公演の際のグラチョーワの演技を見た方から言えばまだまだというところでした。只シプリナが贔屓の当方から見れば十分楽しめましたが。フリージアは来日公演でも殆どの日を演じたアンナ・アントーニチェワ。
当り役であるだけに2人の間に愛を感じる程でした。
カテコ動画 下記リンク切れているので纏めてYOUTUBEにUPしました。
1幕後カテコ アンナとシプリナ、ナポとユーリ4人並んで
2幕後カテコ アンナとシプリナ、ナポガ手を上げて合図とユーリ

3幕後カテコ シプリナとネポ、ユーリと4人並んで 花束を持って、幕前で

 

 



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