ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

ボリショイxマリインスキー合同公演

2007年09月05日 | Weblog

特派員Mさんより出待ちの写真と感想を寄稿いただきました。


Aプロ&Bプロ、共に9月1日(土)に観ました。
  
A
プロ、Bプロともにベテランの貫禄を見せてくれたのがフィーリン&アレクサンドローワ組と、ルパトキナ&コズロフ組。
彼らなしでは、やはり何か物足りないガラになっていたと思うのです。
 
フィーリン&アレクサンドローワは、いつもながら元気で明るい華やかペアで場を盛り上げてくれました。
とりわけドンキは安心して見ていられ、余裕がありました。アレクサンドローワの、様々に変化をつける扇捌きが見事でした。バジルの衣装のフィーリンは一際目立って素敵でした。Bプロの最後を飾るにふさわしい演目とペアでした。
Aプロでは、日本でも人気の「ファラオの娘」のパ・ド・ドゥを披露してくれましたが、横向けに進む脚捌きのところでフィーリンは後半やや疲れており、2番プリエの綺麗な形に下りれませんでした。この脚捌きを得意としている彼には珍しいと思いました。
 
対するルパトキナ&コズロフ組みは、しっとりとした優美なな大人の踊りを見せてくれました。美しく絵になるペアです。二人は雰囲気も体格的なバランスもお互いに良くお似合いなのです。特にマーラーの音楽に合わせて踊る「病めるばら」は、ルパトキナのイメージに合っていて、身体表現に音楽が活かされており、踊りも素晴らしかったです。
2人が全幕ものの古典作品で組むとどうなるのかも是非観てみたいところです。今後も一緒に来日してくれるでしょう。
 
両プログラムでルパトキナが踊る「瀕死の白鳥」は、儚くも美しい雰囲気にはピッタリの役柄ですが、どこか腕の動きが硬く、個人的好みかもしれませんが、もう少し滑らかであって欲しかった・・・ 
 
ルパトキナ&コズロフは、楽屋口から出ると御付の人にさっさとタクシーに乗せられてしまい、誰もサインをもらえなかったようです。写真すら無理の勢いでした。。。赤い色目のスキッとした髪型のルパトキナは、非常にモダンでモデルのよう。私服姿でもスラっとした二人は絵になっていました。
 



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3 コメント

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レポートとステキなお写真ありがとうございます! ()
2007-09-06 05:24:52
管理人様、特派員M様、

いつもレポートやお写真ありがとうございます!
合同ガラは都合で見に行くことができませんでしたので、貴ブログを嬉しく拝見しました。

フィーリンさん相変わらずステキですね!スターのオーラいっぱいでまぶしいです

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ふぃーりん (ひめ)
2007-09-07 02:13:28
年上の男性とは思えない程、かわいい!!
という感じですね、フィーリン。
合同ガラ、本当に見たかったです。
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ふぃーりん (管理人)
2007-09-07 11:34:13
叶さん、ひめさん
コメントありがとうございました。
特派員Mさんもそのようなコメントを貰ってきっと喜んでいることでしょう。
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